K氏三子局一場面

         K氏三子局。有益な場面を絞って解説したいと思います。

序盤 右下が気になる

       黒4、6は見かけない手法。黒12までしっかりした形だが

       基本定石を比べ辺の展開が少々遅いので少し損と判定。

       その他の手は文句無しです。

基本定石

        念のため一番ゆ有名な基本定石を。白4は白Aが主流

        でしたが白4頑張りも増えてきました。黒5は黒Bや

        黒C頑張りも面白いと思います。 

思い切り良きキリ違い

       白3トビに黒4ボウシはスケール大きい手。白5は軽い

       キカシ目的だが黒6、白7に黒8切り違いはビックリ。

       良し悪し不明ですが気合良いですね。黒2では・・・

お勧めは左辺打ち込みで・・・

       互先なら先ず黒1三間打ち込みを検討します。白2ツケに

       ハネ出す箇所二つあるが基本的には弱石を強くしたいとき

       その石の反対からハネ出します。黒3がそれに沿う手で

       黒9まで石の流れ。白12アテには一子抜かずに・・・

白根拠を奪い攻めて中を夢見る

       黒1と隅を打つのがポイント。一子取るのは双方魅力無く

       白2、4と進出したら黒5ボウシが絶好点。続いて白が

       何か補強したらほかの好所へ向かいます。実利と中の

       両方を頑張るのが三間打ち込みの主旨。一度お試しを。

鋭い踏み込みに感心

       後半です。右辺は黒一子助けるぐらいと見ていたら・・・

       黒1カド!見てなかった名手で嬉しかった。

       試しに白2、4と切ってみたが黒5アテ返しが好手。

       一子捨て石にして大事な黒1を連絡するのが目的で・・・

ハサミツケ残り黒成功

       白1抜き、黒2ツギとなり踏ん張っています。黒6までの

       結果は黒大成功。おまけの黒aハサミツケまであります。

       ◆初手黒1カドに白は素直にオサエるのが正しかった。

       ◎お疲れ様でした。明日9時10分の指導碁本当に楽しみです。