堅さからの力が持ち味・栗林五段

    画像を再掲します。左側見て下さい。どちらがツケたのか?

    黒番か白番かも直ぐは予想出来ないと思います。栗林さんは

    他方面をガチガチ堅く対応していますが左辺頑張るぞとの意志。   

白の思い通りにはさせじとの宣言

ぬるい手二つ

        至るまでの手順。黒30はぬるく黒Aツギが良い。黒32は

        ぬるい黒30を活用し黒Bと白の攻めもみて頑張らなくては。

        下辺黒22、白23交換で止めるのは普通損。定石は・・・

辺のカド定石

         白△に黒イ、白ロを交換したら黒1オシアゲがお勧め。

         白2と頭叩かれますが黒3と尻をハネ返すのが佳き対応。

           黒5となれば二目の頭が緩和され安定した姿です。白6

         ツギは省けないので黒7、白8をキカシて他へ進む。

           ◆白を強くしているけど地に辛く足早やなカド定石。   

 ツケに気迫のハサミ

          碁は善悪損得で語りたくないところあり。白1ツケに黒2と

          応じた手がそれ。四子置く下手が打つ。素晴らしいです。

          私の予定通りにはさせないという気迫感じました。

白の予想と希望(虫が良い図です)

        大人しい方ならこの図。悪くないけど白の構想通り。

反発の実戦・ただし乱戦

         白3、5と二つに割って出方を伺いました。ここで

        ここで隅確保なら大人しいが黒6ツケは白を分断して

        戦う姿勢です。その気持ち嬉しくなり白7、9と最強。

        黒10、白11のときが分岐点。実戦黒12はまさに最強態度。

        ただ白13、15とされ黒の根拠消滅。黒16はお返しの好手。

        双方分断し合って乱戦へ。白17に黒18と割って戦えるけど

        序盤の下辺黒カド、白オサエの交換が仇になっています。

        ◆ここは気迫抑えて穏当策が良かったと思います。

お勧めは気迫抑え根拠でじっくり

          黒1と受ける。白2は仕方ないので黒3で安定となります。

          白4ボウシなら黒5と強い左上から手を差し伸べて連絡を

          計りましょう。白も強くないので白8なら黒9補強で左上

         黒地もふっくら。黒1・3効果で左下が安心なのが嬉しい。

         △白石が待ち構えているので戦いを避けるのは賢明でした。

         ◎28日の大会では互先や上手に気迫碁で圧倒期待しています。