2月研究会・山崎五段初四子局

 2月の研究会指導碁遅くなり申し訳ありません。先ず山崎新五段との初四子局を。 

  終盤 地合いは白が多いけど良き内容でした

石張った良き序盤

       山崎さは初の四子局で前と違うと確信しました。石が張って

       いる手が多いのです。疑問手は右上黒36くらいです。ここは

       気張らずに二線オサエよりも三線ノビが手厚い。

       【黒番】58手目をどこに打つのが良いでしょうか。

二目の頭が正解・シノギ自信ありが条件

       二目の頭ハネる一手。ただし条件あり。白2と動きだされ

       ても動揺しないこと。平易に黒5まで受けられたら強者。

       白6封鎖に悠々黒7、9で生きています(95%)生きが

       見えていないと黒1は怖さあり。でもオシた方ならば

       ハネに回ることを他よりも優先して欲しいと思います。

少しあまいが自然な手厚さ

       実戦。不思議です。白は構想通り思い通りに進んでいて

       不満ないが黒リードしています。ただ少なくはなっている。

       初の四子局なので慎重さあったでしょう。

        ◆白2に黒3は『譲歩&厚さ』の選択。頑張った場合を次に。

黒頑張る図:白仕掛けて勝負

       右の切り残したくないなら黒1受け。ただし白aを見て

       白2など策動する予定でした。この手に負けない気持ち

       あれば良し。弱気になりあまくなるなら実戦が勝ります。

根拠許さず厳しくの図

       黒1と譲歩したので黒3と白根拠与えずが本当は厳しかった。

       以下は予想ですが待望の二目の頭に回れます。黒17まで相場。

       左辺黒豊かな勢力圏ですね。中の白も睨みお勧めの図でした。

       ◎既にバランス感覚抜群なのでこれからも一歩踏み出す積極性を

       継続されて下さい。六段を倒す強五段目標に。