Ｋ氏三子局一場面をお見せします。中盤終わり頃の白二間への挑戦手から。
黒１ツケはいろいろな変化含んでいますが打って見たい手。対し白ハネが
良かったかもしれないが右辺ハサミツケを狙いたいとので白２上ハネです。
黒番でどう打ちますか。ヒント：序盤とは違う囲碁脳、実戦的手段が最適。
黒１ブツカリが正解。白２と二目の頭ハネられに行くので見た目形悪いが
黒３と打ち白の断点二つと右の二線ハネの３点を見ています。白４は譲歩。
黒５カミ取りで左側の黒地増やしました。白６ツギは已むを得ないが右辺
黒７切り取りがタイムリー。中の黒薄くなったから丁度最高手ですね。
白４ツギなら連絡する前に黒５ハネを利かすのがお洒落。白６ヒキは
相当悔しいが仕方なさそう。黒７と連絡すると白８連絡が止むを得ず
黒９に回る。下の黒実利は白地減らしての稼ぎなので一級品。
黒５に白６、８は最強。左下黒の強度が問題になりますが果たして・・・
黒９抜き。白10ツギで下辺は破れます。黒11は必然。二つの白断点を睨みつつ
右下隅へさらに飛び込みあり。防ぐ白16ならやはり右辺黒17。左下が少し心配
だが白14には黒15で別に何事もない。荒らし合いですが黒が勝ります。
最後にこれも画像で序盤をお見せしましょう。Ｋ氏良き感性持っています。
お疲れ様でした。
