二回目三面打ち・某氏四子局

   確か二回めの三面打ちの方です。H氏と思うが某氏と表記し解説します。

   先ず画像を。次に記録しているところまでの棋譜をお見せします。

靜かな立ち上がり

右下で戦闘開始

        下辺白63とハサまれては白が主導権を握っています。

        右辺黒58が省けなかったものか検証したい。

定石通りの進行

        左上や右側で定石と進んでいます。互先では上コスミ

        減っていますが次のケイマガケが強い手。四子局では

        有力。白21、23出切りは戦い宣言ですが黒24が好手で

        白25ノビに定石は・・・

オサエ込み先手で順調でした

        黒1オサエ込みです。白2,4受けに黒5補強。以下

        黒11まで基本定石。ただ某氏白4で心配な手が見えた

        そうです。それは・・・

     

隅を受けずはどうなるか検証

       局後の検討で気にされた白の強硬手段を検証してみます。

       定説白無理を信じ考えたことないので勉強になりました。

隅受けずの白マゲ検証①

        白4は黒5切りがが先手。以下白10まで想定し・・・

ハネツギ利けば楽に連絡②

       黒3、5ハネツギとなる。白6と生きてくれたら黒7

       連絡がお洒落。これでは白意味がない。なので・・・

白最強ダメ詰め・勢いは分断③

       最強は白6です。駄目詰めているので隅と攻め合いは

       しにくい。黒7ツケが良さそう。勢いは白8から分断。

       黒13まで必然で・・・

コウになるが④

        白1、黒2、白3切りでコウになるが・・・

(結論)振り変わり・隅を取って黒良し

        白2コウ立ては受けずに黒3と解消。以下黒11まで。

        コウに勝ち隅を取れば黒良しと思うけど結構難しい。

        もっとわかりやすい黒対応あると思いますが参考に。

        

右辺手入れ無しなら黒打てる(検証)

       戦いはこのようになり実戦は黒a手入れ白1と進行。

       黒1と打てたら黒打てるというか良かったと思います。

       ただし右辺手抜きは不気味。白イ・ロを検証してみます。

       

白オキからツケは黒サガリで手無し

        

ツケツケには上ハネで大丈夫

       白2ツケには遠慮すると危険で黒3サガリ。白4ツケにも

       黒5と上からハネが最善。安全そうに見える下ハネ対応は

       白ハサミツケがあり却って気持ち悪いです。

       ◎白策手いろいろ考えための一手後退が大きかった。

        お疲れ様でした。次の機会楽しみにしています。