下川五段との四子局。予告画像でも伝えましたが
上辺攻め合い本当は黒が勝っていました。それも
二通りあったとは・・・先ずその場面を。
黒40まで完璧です。指摘する箇所は一つもありません。
四子局でここまで見事だった序盤は稀。
下辺白41打ち込みから揺さぶってみたが・・・
黒1ブツカリが最強・最善。白2に黒3も厚き受け。
白4補強に黒5と隅の白を攻めたのも互先的呼吸。
白6は最善だが辛かった。黒9までお見事。ただし
黒7は保留すべき。隅オサエで決める意味や黒8オキ
の狙い、コウ立てにも使える。三子以上の心得として。
◆右辺白12消しには積極的に・・・
黒1!これはボウシの兄弟で『山高帽』と表現したい。
白の逃げを見て上と下の白弱石との絡み攻めが目的。
白2踏み込みに黒3も厚い。右下隅へ利き筋が増えて
黒一団の強化になっています。
白4遁走に黒5~13はストレート。ただ黒も分断され
危険生じます。黒5でお勧めなのは・・・
黒1と外す方が安全な攻め。白2オシに山高帽を餌に
黒3で攻めを見合いにします。白4ハネには黒5封鎖で
絡み攻めが決まります。上辺苦労して白が生きれば中央
黒aに回り右辺と下辺を割る。攻め続き楽しそう。
◎お疲れ様でした。攻め合いは残念でしたが間違いなく
良き内容局。四子会心勝利局へ繋がるし三子も視界に
入って来る。期待しています。