島五段・闘志溢れた一場面

    22日の研究会島五段四子局。取りに行くと決めたらぶれない闘志を

    まざまざと感じました。先ず画像から。    

白がケイマにかけた場面:黒番

現在黒番・中五子逃げた後の左上、白番で攻め合いは?

 序盤アドバイス一つ。左上白ハネには?

        右下からの折衝は黒27守りまで先ず先ず。左上黒24ツケに

        白25ハネコミから白31まで定石。実戦は黒aだが・・・

        隅はハネ一本で手抜き可能。黒1ノビがお勧め。白2、4にも

        手抜きし右下黒5、7と補強にも回れます。

        ◆×断点が気になるけどもなるけども脅威ではなく・・・   

『ハネ一本』でノビの筋

        隅はハネ一本で中を黒1とノビる手がお勧めです。白2、

          4ならば黒5二段バネで形を整えます。先手で厚くし

        右下補強に回り下の白一団への攻めが楽しみ。

強硬にはマゲが対抗手

        黒1ノビに白2這いならさらに黒3ノビ。ここで白4と

        切ったら黒5サガリ。白6攻めには黒7マゲで対抗します。

        白8、黒9となり左辺白弱く隅の黒を取りには行けません。

検証結果:攻め合いは黒有利

        黒1~白6まで実戦。次にミスされたのは本当に残念でした。

        黒7と打たれたら攻め合いは黒有利いや勝地だったと思います。

        白8ハネには黒9サガリが好手。白へワリコミを見ています。

黒一手勝

        ワリコミを防ぐ白1で対局時はセキだろうと思っていたが

        黒2が手数伸ばす好手。以下詰め合ってみたら黒一手勝ち。

ワリコミの筋、攻め合いの行方は?

         白1アテを検証します。黒2が白の手数を縮める手筋。

         白3に黒4と進めて行き・・・

 

三子シボリとなり・・・

        白1抜きに黒2で楽勝に見えるが注意するべき点あり。

        黒4アテに白aとツグとわかりやすく負けなので白5と

        詰めて来るでしょう。いよいよ大詰めです。   

これも黒一手勝

        黒1(a)抜きに白2取返し。肝要なのは内駄目×詰めは不可。

        黒3、白4に黒5と外から詰めて行きます。白6に黒7まで。

        この変化も黒一手勝でした。白やり過ぎだったが結論。

        ◎お疲れ様でした。攻め合いは黒やれる、勝てると判断した

        島五段正しかったです。私は悪くともセキとあまくみていたが

        検証結果は黒良し。闘志局をこれからもよろしくお願いします。