ふう。研究会指導碁もようやく久保六段三子局を残すのみとなりました。
遅れてすみませんが少しずつ作成しますのでお楽しみに。先ず画像を。
白3ハサミに黒4と上を飛ぶ手は良くないが定説。
白5で連絡されるのが理由ですが三子局ならば・・・
黒1~3と決めるのが良さそう。白6に実戦の位置の
黒7ヒラキなら厚い。黒AやBを後に見ます。
右下は少し損。でも白の隅で地が損のワカレ程度は
リード揺るがないとの気持ちが大事。白15ワリウチに
黒16、18良し。黒一子は白21と打たれても活用あって・・・
黒1、白2の交換から黒3、5出切りが本筋。この後は
変化多いのですが黒二子を捨て石で利用出来れば最高。
最高の▲捨て石が決まるとこうなる。中から辺を先手で
厚くし最高。私は過去に一度経験の記憶あり。もちろん
相手が抵抗するのでこれはあくまでも理想と考えて下さい。
私はアマ時代棋書をあまり学ばず実戦対局が主。そのため
定石ミスも多かった。ただミスした後の良き打ち方はかなり
学んだと自負しています。右上黒1、3は良くない。白12
まで咎められています。ただし黒13ノビに注目。これは
立派な『後手好手』黒×など打たずにじっと味を見る。
本局で一番感心した光る一手です。
黒1下ツギの味あり。白2なら黒3ツケが筋です。白4、
6と頑張ってきたら黒7、9で意外に白大変。白10なら
黒11と詰めて攻め合い黒勝ち。白さんビックリですね。
白4コスミなら黒5と一つツギたい。シチョウは白不可。
白6でゲタだが黒7、9と連絡します。白10~14で隅を
大きく生きられますが黒15トビで胸を張る。楽しみは
三目中手で密かに狙います。前図も本図も少々黒へ
偏った都合良さありますが参考に。
簡明活用なら黒1ハネ。白2切りよりないので黒3~7まで。
右下から中へ黒勢力拡大となります。今の時点は輝かないが
黒にとって上数子活用はいろいろあり楽しみですね。
左下はツケオサエから黒イ~白二まで地に辛い打ち方。
白不満ないが次に打たれた黒1!燦然と輝く絶好点です。
久保さんは全体見えていて白に置き換えると大きさが
わかる。この後に前図打たれたら黒大模様が出現しそう。
取りあえず黒1、白2は決めたい。そこで白△へ。
出切りますが左を黒3と切りたい。最強は白4、6。
黒7に白8は愚形でも繋がっています。問題は黒9分断
の攻め合いがどうなるか。白10、12には黒13が良さそう。
白14は左ワリコミ見た手。しかし黒15がヨミ入った好手。
黒イと黒ロが見合い。これは黒勝ち。
確か実戦は黒1~白4まで進んだと記憶。そこで一子を
カカエたのが実戦だが黒5とノビる手があった。
白6、8にはやはり黒9と攻め合いを挑む。白14~18で
攻め合いになるけど黒23まで黒の一手勝ち。
変化他にもあり絶対ではないけど黒5有力だったと思います。
もし白1ヒキなら黒2~6で楽シノギ。白7で左の石は
取られるけど黒10まで左右白地は兄弟喧嘩。黒成功。
黒2は逆に凄い頑張り。白3に黒4分断を見ています。しかし
白5が見えているか。中の白取れないので黒Aコウ取りや
黒B・Cで白へ逆襲し勝負することになります。
勇気は買うけど相手が上手なのでちと怖い図。
◎団体大会は今週か来週ですね。チームワーク発揮し
粘りと頑張りで力を出し切って下さい。