浅井六段三子局

この場面三々はなかなかの作戦

  浅井さんは六子くらいから指導しています。なので上手意識で手が伸びないことも   

  あったがかなり払拭されてきました。強気手多くなれば三子初勝利叶うでしょう。

  左上を手厚く対応しすかさず右下三々。良き作戦でした。

簡明で黒打ちやすそうな碁形

       下辺白ヒラキの幅が良いので昭和式白25~29を選択したが

       黒30シマリがあまりに絶好。浅井さんお見事。白31打ち

          込みに黒サガリ対応もあるが隅からの選択をされて

二線・一線の問題手好手

        黒1コスミは良い手だが白2スベリに黒3(10)ツケは

        白4ハネ出しを喰らう。黒7は考えた修正手だが白8抜き

          となり左辺白眼形厚くなっています。以下黒27まで良い手、

        問題手が入り交ざっている進行。良い手は黒23二線スベリと

        黒25先手這い。問題手は黒17一線ハネでした。なお黒27の

        這いは微妙。地としては次にハネを含み大きいのですが

        右上黒28シマリ先行が打ちやすかったと思います。 

緩いコスミ受けが攻めに強く一番

        ぬるそうな黒1コスミが良。白2にも黒3受けが最適でした。

        二眼作成しんどいので白4と逃げるが黒5カタで攻め   

        白模様へ進出していき好調です。

中止める手が厚かった(二つの利得)

        左辺白二線オサエに対し黒1外オサエで手を打つのが

        面白かった。白2連絡許しても良いのです。黒手厚さに

        満足し黒3と飛躍する。下も裾空きで白困っています。

       ◆実戦の黒イ、白2、黒ロは何故損だったかというと・・・

先手分断し左上黒厚い

        黒1に白2好点占めて来たら黒3単サガリがあります。

        ワリコミ喰らうと危険になるので白4ツギは仕方ないが

        黒5スベリに回りましょう。左上黒厚いのが頼もしい。

左辺黒五子捨てが良策でした

       黒1~白8まで進みました。実戦は黒五子を助けたけど

       その反動で上の黒一団が攻められて嫌な気分の展開に。

       お勧めの打ち方は黒9ノビです。「五子を食べたいなら

       どうぞ。」と態度を示す。『頂きます。」と白10、12

       なら方針ぶれずに黒15ツギ、白16まで。捕獲されたけども

       黒17で上の白数子弱体。少なくとも右上隅は黒地確実ですね。

       左白地大きく見えるけど増えは約20目。手をかけ取った割には

       小さい。生きている白から得たのも感動薄い。

       ◎お疲れ様でした。徐々に内容が良くなり洗練されてきています。

       来月の大会に向けて頑張って下さい。