八月最後の幽玄の間指導碁・V氏二子局

         ずっと設定しているが受ける方いなくて落ち込みつつ

         8月終わりの31日21時を用意したら1時間前に

         常連V氏からの申し込み。本当に嬉しく有難く感謝です。 

  前回予告した立ち上がり・果たして実現するか

       確か気分一新・心機一転で初手5の五に打って見たいと伺いました。

       そして先生は6の六では如何と。7の七にしたいと答えました。

       V氏が覚えていて5の五に打たれるかは不明だが打ちます。

       もちろん初。真摯な気持ちで臨みます。お楽しみに。

7の七5の五成立

今、左下をワリコミしたところ。普通の白ハネだとツケノビ定石で不満と見ました。

ただしうまくかわされさっぱりとなります。右下も三々から二間がスマート。

初手白7の七が働くのはいつの日か。

黒最高の立ち上がり

  黒5の五にカカったけど結果は▲とヒラかれ黒十分。四子のような雰囲気です。

中盤戦・切りは好手

 ようやく難しくなり7の七が働いてきました。黒キリから振り変わりになるか

 戦いになるか・・・初手からゆっくり作成ますのでお楽しみに。(-_-)zzz

右下は明るい・左下文句無し

        7の七は初。九子局の次が風鈴、次が中四目となって

        いるがその置石の位置が7の七です。

        宣言通り5の五に打たれ奇抜だが新鮮な出だしでワクワク。

        策戦描き白3と打った時に黒4三々早かった。堂々侵入に

        何か迫りたいがピンとした手無く白5カカリ。しかし黒6と

        涼しいヒラキされ早くも白7の七は不急手で甘さ実感。

        白7両ガカリに黒8ツケは(5の上)適切。白9ワリコミも

        黒10、12が適切黒16まで白不発。右上白17に黒18コスミは

        余裕とカケを見た良い手です。白19と5の五にカカったら

        好手黒20ツケ。白aとハネにくくV氏完璧な出だしです。    

白の懸念した図

         ちらっと白1浮かんだけど黒2の後に手が出ない。         

         交換し白3カカリは黒4で段違いにされて憂鬱です。

白2への対応・隅に拘らせて黒良し

        白2は受けてくれたら嬉しいが黒3ツギでしょう。白4

        アテで隅は得ですが黒5で部分的稼ぎなので不満。

白希望図・黒打てるが避けて良し

        戦闘力あるV氏なので黒1逃げを期待しました。以下は

        想定で黒やれますね。でも白10などリズムは出てきます。

ツケ好手・形決まり白不満

           ▲ツケに白1ハネは白7まで隅に潜り込むことになる。

        黒カケに回られ妙味無しとなりそう。7の七寂しい。

実戦・黒に好手と疑問手あり

                       この譜で希望湧いてきました。それはあまい手・疑問手が

          出たから。左上黒2はプロ好みの好手。黒4は好感覚です。

          緩着は黒10でまだ急がない。黒14二間は普通12からの

          適切手ではあるが・・・隙あり。

二間ツケ一撃から急変

         白1ツケ一撃。動揺されたと思います。普通対応だと

         二間に飛んだ石をむざむざ取られるでしょう。黒2は

         かわしですが白3(a)ツケコシから黒8のときに

         白9ノビ切りで嫌なムード。必ず利くはずの黒10には

         白11と反発。景色一変し右側白△が働く進行に・・・

         V氏感想にありました。二間では一間だったと。

一間なら断然優勢継続

       黒一間だと隙無いので白2と囲ったかもしれないが黒3、白4に

       黒5で安全安泰となります。白×は無気力のまま終えそう。

手入れならヨセ勝負

     それでもV氏後半頑張って中央黒も下辺へ入りながらのシノギました。

     中を白△までキカシた後に右下を黒1と手入れしていたら勝負はまだ

     わからなかった。ここまでの疲労度は並みでなかったと察します。

     ◎お疲れ様でした。出来が良過ぎると一手のミスで立て直し難しい

     ことあります。本局はその点相当頑張ったので評価したい。

     これからもよろしくお願いします。