幽玄の間S氏二子局

本当に久しぶりの剛腕S氏。圧倒的パワー記憶していますが見事に潰されました。

連続で受けて頂きましが。19日8時の部は140手黒中押し勝ち。終了し感想少しで

9時10分からは二局目め開始という初経験。先ず画像を。

強烈なケイマ(白大ピンチ)

一段落と右下白シマリ打ったがとんでもないそっぽ。ビシッと左上黒ケイマがすこぶる

厳しい。苦吟し欲張って生きようとした白は地獄を見ることになります。

二局目:厳しい追及のツケ

この碁もやはり戦いになりました。今。左辺ツケられたところ。下ハネなら眼形は

安心だがあまりに卑屈。競り合いになり思わぬ変化へ。

◆先ず一局目の見所を解説します。

打ち込みから戦いへ

        黒10打ち込みにまともに戦わずいくつか振り変わり策あるが

        右辺白8味方存在で打てぬことはないと正面衝突の進行。

        黒28とアテた姿好ましく黒が少し良いと思います。

厳しい追及手・コスミ

        右辺白10オサエに黒11は分岐点。実戦は中強化選択だが

        白12、黒13で地は白が得。でも黒11で黒12アテは白11で

        中の黒が弱くなります。黒15ケイマ分断されても平気との

        主張で正しい。白16はよろけているが仕方ない感じ。しかし

        黒17コスミが辛辣。白はきつい×ハザマを守る良い形がない。

        白は考慮。黒A封鎖も打たれたくないので・・・

貪り咎め痛烈手

        白1と補強。黒2から追及されるけど白11まで一眼確保し

        先ず先ず。黒も中が厚くなり満足だったでしょう。

        冷静な黒12に白13、黒14交換がひどかった。先手で黒を

        攻める材料になると思ったが継続手なし。白の敗因です。

守りならこれからの碁

        中を決め黒を強くしたのだから白1は絶対でした。黒2

        かはわからないが次のステージとなっていたでしょう。

×決めなければ手抜き可能でした

         中を決めずなら白1シマリも可能。実戦と同じく黒2

         ケイマなら白3、5でシノギは楽です。

殴り込みシノギは無理が結論

        卑屈に一眼目指せば生きるけど外は鉄壁厚み、辺は良き黒地に

        なります。シノギありとヨンで左辺に殴り込んだのが実戦でした。

        しかし黒▲カカエとなり・・・対局中は辛いけどまだ生きありと

        思っていたが現実はこの時すでに脈無し、死んでいるようです。

        白イ~ホの各手を全部検証したがもう一眼出来ない。実戦×は

 大石頓死・・・生かして頂き蘇生するも・・・

       白1大ゲイマだが当然の黒2分断でアウト。無駄なあがきせず

       投げるべきですがいろいろ駆使しなんとか頓死回避。しかし・・・

最後まで緩まず快勝

 左上白大石は情けで生かしてもらった感じ。黒は取らなくとも既に地は大得し

 左辺に鉄壁厚み築いているので大優勢。

 普通では勝負にならないので大暴れしたけど最後は中央見事に捕獲され白投了。

 危ない橋を渡らぬ安全勝利道もあるけど緩まず勝ち切った会心局でした。

 ◎感想少しかわしたらもう一局設定依頼。10分後なので切り替えて臨みました。

 二局目解説は少しお待ち下さい。