1日夜に久しぶりの強豪Y氏定先局。本局はなるべく妥協せず最強で
戦おうと臨みました。Y氏はそれに応え激闘局に。先ず画像を。
右下のワカレははっきり黒良いでしょう。
あまいのを承知し白22で一局との気持ち。
ここでもしや・・・やはりという一手を放ちます。
右下は白の大斜めガケに黒が実利で応えた定石です。黒の
ワリツギに対し令和碁界は白1ナラビが良いとなりました。
×を防ぎ上の断点イ、ロは頑張るとの意図。前はこの手を
選びましたが本局あまいのを承知で白△捨てを選択です。
打たれたのは黒1切り。黒Aがシチョウアタリなので
成立するが厳しいですね。白△構えが切りへの応援に
なるよと主張したが打たれてみると対応簡単ではない。
白2~6までは進み。黒7、9ハサバキですが厳しい発想。
黒7ではもう一本黒10オシて白ノビに黒15トビの進行なら
穏やかな競り合い・戦いでした。白14から18で黒三子は
動けません。取れたので白良いと感じたが味がある。それを
利用し黒19~21のカケ。下の黒数子厚くするのが目的です。
右の黒三子捨てて形整えた場面。互角のワカレだと思います。
続いて大場に打てば普通。ところが白1が見えました。これは
×断点のシチョウアタリです。反発を誘い戦いに導くのが目的。
もし黒aと打ったら最強Y氏と言えなくなる。実戦もちろんb。
気合で当然の黒2出。白3切りに黒4も。白5に黒6切り
8ポン抜きは最強反発です。黒相当得ですが白9封鎖で
黒一団がどのくらい損するかポイントです。私も考えたが
白23まで仕方ないかも。しかし白は相当な利得得ています。
ブログ作成中は冷静なので見えたのですが黒16では・・・
結果論的になるが先に黒1出が最善でした。今なら
白二子助けたいので実戦と同じ展開になったでしょう。
もし黒1に白イなら黒ロで外の白が固まっていないので
左下黒a・b手段残る。黒にとって嬉しい。
黒1、白2で外が強化になる進行に嬉しくなっていました。
Y氏はあまり感触良くなかったと察します。黒3と出た時
当然のように白4と受けたが失着。黒5と生きて一段落ですが
黒イ、白ロ、黒ハで×断点に負担が残ってしまった。
黒イ、白ロに右の黒×で三子取りも残る。白4では・・・
白1と無視する一手。今なら柔軟さが浮かびます。
外を固めてから白×二子取っても黒は感激無いですね。
ここの折衝双方に一失。反省しなくては。
『切り・ポン』より黒1ノビ切りの方が嫌でした。黒a
よりも下の黒一団へ配慮しています。如何でしょうか。
白Aで形勢は明らかに白へ好転しています。黒二子シノギ
あるけど白厚くなると中央ポン抜き黒も色褪せる。シメシメ
行けるとほくそ笑んでいたら・・・黒1!何だこれは?
裾ガカリですが黒イ三々、黒ロの治まり、黒ロハネ出し、黒ハ
切りなど見ています。面食らってしまい冷静さ欠いたのが実戦。
白2が良かった。黒3見え見えで悔しく感じたがそれは錯覚。
白4補強が先手になり白6に回り左辺白地大きい。
黒3で工夫すると思うけど白は柔らか対応が冷静でした。
◆力んで失敗した実戦展開と見比べを。
あまりにひどい。左下隅黒に大きく生きられ左辺は助け出しが
残り、右側も黒三子救出生じています。頼みの上側も黒27で中の
黒数子どうぞで代わりに上辺は黒地にしますと主張される始末。
確かに流れは嫌だけどY氏は安全逃げ切り型でなくヨセまでは
最強・最善選択の棋風。勝負はこれからとそして後半へ・・・
時間切れとなったが作れば白7、8目勝ちでしょうか。右上隅が大きな
白地となったためですが本当は・・・
全ての変化ヨミ切っていないのですが黒1が最善だったと思います。
黒先生きなら白投了。コウでも代償が取れるので黒の勝利は確定です。
実戦は二路左のケイマ、白1オキと進み黒の対応が難しい。本当は何か
あったと思うけど結果は無条件で取れたので白逆転勝利です。
◎お疲れ様でした。今度プロも参加する大会に出場とのこと。
自分のスタイル貫き強豪倒す活躍を期待しています。
更新はゆっくりと進めますので気長にお待ち下さい。<(_ _)>