★下じょ会指導碁長南氏二子局はご厚意に甘えて後回しにさせて下さい。
今日23日(火)の有楽町指導碁解説から行います。先ず10時45分開始の三面から
W氏四子局を。先月の打ち初め式指導碁で受けて頂きブログも見て頂き有難うございます。15分遅れとなったが有益で見応えある内容でした。先ず画像を。
現在黒番です。外へ進出するか、早生き目指すかの分岐点。
右下は黒が生きて一段落。上辺△打ち込みにどう打ちますか。
局後に指摘した箇所は二つ。黒30は黒Aが雄大で良し。
黒22は普通にBツギが優。上辺生きて頂くのが得策と。
黒1ツギに白2と直ぐ荒らしに来たらどうぞ生きてと
黒3トビが良き対応。外へ出にくいので白4ツケから
白10まで生きることは可能だが序盤早々の眼作りは
殆どの場合は悪く、左上の白地6目減は約束される。
大らかに黒11、13と中央拡大し黒断然良し。
前図から仮に左辺白△とします。黒1コスミが良き寄りつき。
白2受けは仕方ないが黒3、5ピンピンが嬉しいヨセ手段。
白8まで受けてくれたらかなり減っています。上の白に
『手筋黒9切りコミ』発見されたら白はショック。白10は
一線重視だけど黒11~15とされたら手合い違い。黒イは白ロ。
※ただし黒1はコウ立てになるので保留。黒3も序盤はま
小さい。中盤以降、効果的と感じたらお試しを。
黒9は失着。黒一子助けても隅や中の白丈夫なので響かず
ヨセ手なのが理由。黒7も右辺や下辺の大場が良かった。
白8マゲで黒▲もう動きにくいけど本当は数手前に・・・
黒1とオシ可能で十分動けました。白2に黒3と外す。白4力みに
黒5が賢い対応。白6、8は仕方iけど黒9と伸びやか。黒×断点も
白の脅威だがツグのも気が差す。実戦黒aより黒1が魅力あり。
右下黒×ツケは難しくしました。この場面中の黒1マゲが
良かった。白2くらいなので黒3、5と削減兼ねて補強します。
白6なら黒7と旗を立てる。白8には黒9と守り合いが流れ。
平穏な碁形になると序盤の左辺▲実利手が白へ圧かかります。
画像の解答を。黒1下トビを正解とします。検討では別の手を
伝えたけど実戦図と少し違っていました。黒1の後ですが
白2なら黒3コスミが推奨手。白4なら黒5がぴったり。
ただし右辺黒攻められるのでシノギ力必要です。なお白4で
5トビなら黒4。中に打つことで白模様消しも兼ねています。
黒1ケイマでした。正解と大差ではないけど白4~黒7のとき
白8オサエが感触良く黒が二つに割れています。以下黒13を
捨て石に右辺白二子もぎ取ったのは頑張りで評価しますが
中央白地結構大きくなりました。(数手後に時間切れ打掛け)
局後検討では黒1ツケを正解としたのですがその図には
黒イと白ロの交換が無かった。なので白6まで分断されて
白8と戻る余裕あります。これは黒が嫌ですね。
◎お疲れ様でした。またのお越しをお待ちしています。