左側で白と切り結び堂々と戦っています。次に白は隅の黒を
攻める進行になりました。しっかり生きましたがこの図よりも
良き打ち方を伝えたい。では初手から。
▲に白11とツケたとき無視の黒12は白に連打されて損。
『ツケにはハネよ。』格言に則って黒1とオサエたかった。
白2切り違いが心配だと思うが本当は歓迎なんです。黒3
例外もあるけどたいていの場合は適しています。
白1、3は「アテてツグ筋」石の形ではあるけど黒4
マガリが戦いの好手。両アタリを匂わせるのです。対し
白5とツグなら黒6ノビ切りが素晴らしき姿。白7に
黒8と立ちはだかりましょう。▲応援が頼もしいですね。
白1、3は『車の後押し』俗手なりの見本。平易に黒4と
どんどんノビて嬉しい。白5と補強するよりないがここで
実戦小林さんが打たれた黒6が絶好です。白×を大きく捕獲
取り込んで断然黒良し。
左上隅が心配になったけど黒14と白を分断した手がとても
気に入りました。もし負けてもこの姿勢は必ず強くなります。
黒18ボウシこの一手。黒20トビは部分的に良い手だが
左上隅を黒21にオサエて守るほうが安全でした。
辺の鉄柱を中へ飛んだ手では隅を黒1、3とツケノビしたい。
外へ進出しつつ左辺白と上辺白を分断し攻める手でもあります。
◎以上、少しだけですが今度の対局に役立てば幸いです。