池袋教室指導碁・野波三段一場面

       今度は隣で受けていた野波さん。先ず立ち上がり画像を

白三々。序盤の分岐点:驚きの右下

 左下白三々に入ったとき考慮。普通は三通り。すると右下へ打ち込み!

左上守りより左下を優先したい

        黒18まで文句無し。黒20ケイマの方がスムーズ。

        白21逃げに守るなら左下が良かった。早速白23三々。

         「どう受けるか。」と思って楽しみにしていたら黒24!

        この形の急所だが今は驚きです。白最善の受け難しい。

左上白三々は黒強く響かない

        左下隅を黒1と守る方が価値高い、白2には黒3で安心。

        白4三々は白10まで白の後手。左上▲は黒イ、白ロの

        交換で強い石なので右辺黒17囲いに回るのも良いでしょう。      

 サガリ選択の想定例:(黒嫌かな)

         黒1とサガるのは強い手。ただし白2~6となる。

         黒7、白8、黒9と外へ向かい悪くないが白△が弱く

         見えない方は心配かも。黒一団も安定していないので。

実戦:▲にはまだ活力あり

       初経験なので考慮しました。白1が良いと結論。するとそこを

       触らず黒2~8の対応です。▲は打たずが普通だけど味あり。

       黒aツメが来ると黒イ、白ロ、黒ハが良き狙いとなります。

白ツギ横ツケキカシ筋あり

        ▲はノゾキなので白1ツギも対応の一つ。ただ黒2ツケを

        利かされそう。白3、5が普通だが黒6~10と地に辛い

        定石を選ぶのが最適。何となく黒にうまく打たれた感じ。 

        示した図を野波さんが考えてを打ったわけではないと思うが

        白の受けを伺う様子見として有力手の一つなのかもしれない。

        ◎素晴らしき発想手を見せて頂きとても参考になりました。