加藤氏三子局序盤

 

手抜きの功罪

 

    久しぶりの穏やかな立ち上がり(右下)でした。右上白11三々に

    手抜きし黒12ツメ、白13受けに黒14、16。策か気が変わったのかは

    不明ですが昭和の教えを受けた者は白17が輝いて見えます。

    ただ黒14でノビるのは・・・

黒少しあまいが別の碁になる

    私なら黒1と伸びたかも。ただ白2~6で右上隅はあまい。でも右下

    黒7封鎖に回れますね。厚い三子局としてこれも一局でしょう。

根拠奪われた石の身の振り方は?

    白1叩きは気持ち良い。ただ気分だけで遅れることあります。黒×が

    痛んだ代償に右上は黒有利になりいつか機会あったら(次図参照)

    ◆左下黒14、16は珍しいが▲は白×に黒イ~白二まで処分との構想。

    〇白17、19と打てた時は主導権取れそうだなと感じていました。

後の楽しみ手段

    検討で伝えられなかったが黒1ハネが辛辣手。後手でも得出来ます。

弱石抱えて黒嫌な展開

   白の希望は普通の黒1でした。白2に黒3逃げなら白4と追走します。

   右の厚い白△が働きそうな展開ですね。左の白aも楽しみ。

   ★★★意表の一手が出ます。軽快名手かもしれない。