本局はY氏に悪手らしき手は殆ど見当たらなかった。素晴らしい内容で感服。
黒の勝因はいくつかあるが画像場面が一番かも。白△に対し黒番でどう対応
したでしょう。考慮中に予想した手が打たれました。続きは後ほど。
△サシコミはキカシ目的。素直に言うことを聞くか、反発するかですね。
右上白4は二間ジマリ阻止の意味もあります。黒5は今も人気ある
地に辛い対応。白手抜きに黒7は工夫。直ぐ動くと黒ペースなので
手抜きとなる。黒もい直ぐ一手かける余裕なく進行しています。
高目に黒11裏ガカリは黒9を活かす意図。白一間シマリなら上に一間
飛ぶ予定か。そこで懐かしさもあり白12、14ツケノビを採用してみま
した。20年前くらいに三子で結構試した記憶あります。その時に
◆黒15が簡明で良いと伝えました。実戦もその通りで流石です。
黒1とノビる方が一番多い。『ツケノビ』に素直対応ではあります。
黒3と上にも強くガッチリなら白6と地に辛く補強で一段落。
別に白が良いというほどではないが星のツケノビより一路広いが自慢。
この配置だと黒5ワリウチがお勧め。イとロを見合いにしています。
黒1に定形は白2だが黒3と打たれます。白4で「厚い。」と言ったら
黒5とされ『あまい』と主張されるでしょう。この図は却下。
Yさんは実際にお会いしたこともあるが物静かな方。ただし碁は常に
燃える炎と冷静さを同居させている棋風。黒7は地に辛く×断点と△の
具合は怖くないとの意図。もし黒5で黒△なら白イ、黒ロ、白Aの予定
でしたが黒7カケツギに白イは・・・私には打てません。なので・・・
白1~5は黒6で最強で来た場合の変化をヨミ行けるとのGOーサイン。
しかしあっさり黒5。白6シチョウで部分的に白良いけど黒7シチョウ
アタリで打てるとの判断。柔軟です。黒6で頑張り一例を次に。
黒1、3が部分的に最強だが白4切りをを用意。していました。黒5に
白6と直ぐコウを仕掛けるのです。黒7抜きに白8アテ。これは・・・
側コウは黒aよりないけど白bと抜く。黒c抜きに白dまで振り変わり
ですが『亀の甲の尻尾付き』で白良し。少しだけ期待していました。