研究会指導碁佐々木七段三子局

           25日の研究会指導碁。佐々木会長との三子局から紹介します。

           先ず奇麗だった市ヶ谷駅近く公園での桜画像を

曇り空背景の桜・味あり

立ち上がり・黒注文を察知

        白3受け指導碁は久しぶり。白5に黒6は落ち着いた手。

        白7に黒8は少しあまさあるが白9に黒10?「そうか会長

        先手を取ろうとの意図だな。」と白11へ先着しました。

        白11で白イやロなら黒A一杯ツメの予定だったでしょう。 

右辺受けで好機あり

        実戦進行。疑問手は黒20。この手は白21で重い姿になる

        のです、ここを打つなら上のケイマカケ(2つあり)が可。

        黒18受けは誰しも打ちそう。でも下地流儀ではぬるい。

反発で主導権

        カタ全盛の時代ですがカタに正直対応はあまいと判断される

        こと多い。ここは白aキカシに受けで厚いと満足せず黒1と

        反発したかった。白2には黒3サガリ。白4と分断したら

        ただでさえ打ちたい黒5が攻防手です。

        ◆白は負担石誕生で苦労の旅が始まるでしょう。右下も

        心配ですね。『カタに反撃手』常に検討お勧めです。

軽いキカシから凄い変化へ

        黒1、白2となり 黒が嫌な展開ですが黒3が軽手。

           白4、6は大きく攻めつつ右の黒勢力削減が目的。黒7、

                           白8のとき黒9が事件勃発手となりました。この手は

        白イと継がせ黒ロの形を目指しています。キカされ嫌い

        白10と勝負敢行し大コウへ。双方気合の振り変わりに。  

この進行なら無難でした

        黒1コスミツケなら無難でした。白2なら黒3ノビで

        形整います。白イに黒ロで弾力あるし黒Aも狙える。

大振り変わりに・勝負はこれから

        白ツケコシから白取り番のコウになり黒は右上に黒1コウ立て。

        白2と解消、黒3の連打です。対局中は黒×悲惨で断然白良しと

        即断しました。しかし冷静に見ると右上白△かなり悲惨。下の

        白地はイとロが見合いで大きくまとまらない。本来攻められる

        はずの黒負担がなくなったとも言える。黒が得したかも。

        右上白12は対応の様子見。これからが勝負です。

        ◎会長は些末なことに拘らず意志貫く棋風。指導碁内容はいつも

        見応えある場面を演出してくれて真剣さと楽しさ感じています。

        4月の研究会は8日と22日。よろしくお願いします。