指導碁終えました。先ずS氏三子局からお見せします。
先ず最後の勝負所画面から。解答は後半に。
数手前に右下隅の手入れを白が怠り黒に攻められコウではダメと見て利用し中央黒を
取りに行きました。しかし次の手を打たれたらシノギ確定だったです。詳細は後で。
黒10はS氏気合の最強手。この手は三々拒否し左右どちらかの白を
攻めて主導権握る作戦でしょう。以下競り合っています。
黒16で『下地別案』ありますがそれは後に。白23切りには・・・
黒1とカミたい。白2、4で中は厚くされるが黒5と治まります。
左右白が薄いので互角。地に辛いS氏向きでした。
キカシ避け黒1、3もあります。白4、6には黒7頑張ります。
問題は白8。今は受けずに黒9を一本だけキカシて黒11と迫りたい。
白12に今度は左上を黒13(いろいろ可)黒A戦いはこの後の状況を
見て考慮します。なお左下は手入れするなら黒B。放置は・・・
白1があります。以下白9まで。×二つをダメ詰めれば本コウ。
◆二手ヨセコウになります。今は怖くないが心配の種。
私は多くの場合『二線白にハネられた時、オサエより上ツギ』黒1から
考えます。黒aより勝る点は▲を活かしていること。白cに黒dと抵抗
出来ます。もし白aと打たれたら黒bと応じ白×は連絡どうぞと対応。
黒A三々は左右の白イやロを攻めるのが目的なので白×は気にせずです。
下一帯は白良しのワカレ。三子はこれくらい平気。右上から戦いが
始まりましたが上二間がSの力強さで「攻めて見よ。」と主張です。
お言葉に甘え大好きな白1、3眼取り。しかし黒4カケが好手です。
出切りは捨てられ馬鹿馬鹿しいので白5と背後から迫りました。
黒6、白7のときに・・・冷静な手筋あります。