K氏は上達目指しプロとの指導碁もたくさん受けて頑張っています。
『幽玄の間解説あり』なので少しだけ。私が感心した一場面から。
白二段バネに黒1堅ツギ打たれた時になるほどと思いました。
これ以上利かされないための最善受けだったと思います。
本当の手合いは六子くらいかと思いますが四子で学びたいとの希望。
黒18まで文句なく強い四子の方と遜色なし。黒20は少々疑問。
白9と高い構えで白3存在ある場合は黒10は絶対手。左上黒12二間は
調和の手で一間より隙無くお勧めです。
◆上辺白19オシに手抜きで右下黒20は気になる。石が競っているときは
後手になっても良いので手厚く打ちたいところ。(次図参照)
白オシには黒1と二目の頭ハネたい。白2ハネ返しには強く黒3の
二段バネが筋で形です。白4守りなら黒5と厚くツグ。白6と封鎖
避けたら調子良く黒7と攻めながら地を作ります。もしハネが心配
ならば黒5とノビで白ハネを避けるのも次善で良いと思います。
冒頭画像の堅ツギの良さは黒1ノビと比べればわかる。白2、4
ハネツギも先手になるから。黒5受けまであまく黒×が凝り形。
ハネツギ利いて白強くなったので今は断点守らなくても平気。
黒2打ち込み積極的で賛成。前の▲を攻防手として活かしてします。
白3、5はサバキの切り違い。対し黒6ノビは的確対応。白7、9は
一子捨てて形を整える意図です。ここで隅を受けるなら・・・
黒1マゲが良い手。白2を待って黒3と『上からカカエて取る』のが
隅対応としては最善です。白4に黒5トビでスムーズに進出。
◎先月の指導碁では一度も打ち込まなかったのですが本局は積極的で
とても良いなと感じました。今後は接触戦強化です。
ブログ見てくれていると聞いて嬉しかった。解説は早ければ明日。
遅くとも次の日には仕上げます。暫しお待ち下さい。