N氏定先局・勝負所一場面

 N氏は久しぶり。早打ちで緩まない棋風なので油断すると一瞬で切り込まれます。

 本局は黒の頑張りからの反撃を受け、白が圧されていた場面ありました。実際は

 難しいと思うのでこれから検証し振り返ります。先ず勝負所画像を。

黒番 二子を頑張るか捨てるかの分岐点

       黒の最善手段は後で解説します。先ず序盤からの流れを。

左辺担ぎ出しは黒の頑張り

    左辺黒29~37は最強の頑張り。黒19を活かすためで頷けます。黒27が

    分断され下辺這わされたが黒47まで頑張っていると思います。

    ここで白は隅のサガリを打ったが黒21の右にタケフが良かった。

中補強が簡明

    黒は出切りで反撃。隅を白が生きたときに実戦は黒3這いでしたが

    黒1と中を守るのが急務でした。白2が怖いけど黒7まで生きています。

    辛く見えるが右下ガッチリが光り×断点もあるので黒不満なかった。

白が逃した豪手段

    白×ツケ、黒オサエが実戦。ここで本当は白1と切る手が痛烈でした。

    黒2ノビには白3オシが豪手。イとロが見合いで黒困っていたと思います。

冒頭場面・ブツカリが好手

     冒頭場面解答を。黒1ブツカリが冷静でした。白2に黒3で黒二子

      どうぞと伝えます。白三子取られたら嫌なので白4、6と打ちたいが

     黒7一本切りが好手。続いて・・・

こうなれば黒かなり優勢でした

    黒3で白×二子取れます。白4に黒5で△も危うい。こうなれば優勢という

    より勝勢だったでしょう。惜しかった。

    ◎お疲れ様でした。続いて31日も受けて頂き感謝です。その後は少し後に。