笹田氏はスケール大きな碁を打たれる方。戦闘力もかなりついてきたので
うかつな手を打つとガンガン攻められ封じられること潰されることもある。
本局は手厚さ準備万端し攻めを決行したい場面出現。先ず画像2枚
黒6いきなりツケは令和的手法。重くしたいとの白7に
黒8~14は軽さ目指しています。白9出は問題手でした。
黒16ノビで返したのがうまい。白17で実利大だよとの
アピールだが黒18ボウシが絶好点です。ここの応接は
黒がポイント得ました。右上黒26は控えて黒bが良か
ったかなと笹田さんの感想。同意したい感じします。
勝手ヨミというか虫が良いというか白△は黒1を希望。
すると白2、黒3が利きそうで白4の予定でした。見ての
通り黒姿重くなります。なお黒3で黒イなら白ロと打つ。
白1~黒4は一つの型。白5両ガカリに黒6ツケノビでは
黒13コスミが無難だったかも。強引だが白11ゴリゴリです。
黒16で白△分断し実利大きそうだが白17ハネが狙いの筋。
ここで『石塔シボリ』の匂い感じる方は強者です。次に
黒aオサエは白×切りで不利と見て妥協されましたが・・・
瞬間黒1と切るタイミングがありました。今なら
白×二子に価値あり。対し白イ実利なら黒ポン抜きが
素晴らしく大きさ負けていません。
白2逃げなら黒3とオサエて白4切りを催促しましょう。
黒5、白6と先手取って黒7逃げ出しと宣戦布告します。
この後、白は三子担ぐか、捨てるか悩むはず。行く手に
黒▲軍団が待待ち構えていますから。
実戦白6まで白は実利でポイント得ました。そこで黒は
実利お返しの右下黒7~10手段。20目はある稼ぎです。
しかし中の黒が薄くなり白12、14で主導権は白が握った
感じ。頑張れば黒負けではないけども流れは白へ。
黒イ・ロ手段はまだ我満したかった。先に左の白を攻める
チャンス。●黒が強い今が効果的なんです。対し白aは
黒b、白cは黒dでシノギのアテが無いので・・・・
白2を採用しょうかと思っていたが黒3と打たれたら困る。
白4受けは黒5が辛辣な急所。これは教えたくないくらい
きつい攻めです。白2で平凡な白5トビならば・・・
白1トビなら黒2~6と固めつつ眼形を奪います。
白7逃げは黒8と攻める。この手が白模様削減も
兼ねていますね。う~む白1でどう打つのが良いのか。
◎お疲れ様でした。次回は笹田さんの魅力である攻めを
是非見せて下さい。白熱のヨミ比べを期待。