今度は浦安碁会の伊東氏・笹田氏指導碁を予定していましたが
一週間ぶりに幽玄の間指導碁が成立した喜びもありこちらを先に。
次は必ず。暫しお待ち下さい。V氏二子局。出だしに注目。
29日10時40分の指導碁。プロ手合日で観戦者多く希望者は
あまり期待できないけど試みたら久しぶりのV氏。感謝です。
「小目や星たくさん打って多少飽きたので。」と黒2目外し。
毎回同じ布石だとマンネリ感生じることあり。新しい試みは
新鮮な空気取り入れと同じく良いと思います。定番の黒4カケに
白5トビ。数分考慮されたので伺うと初体験とのこと。
◆この手は会の長南氏愛用手。私との指導碁でも数回使用。
普通の這いから一間と比べ単に一間は隙がある。ただし
軽いという意味もありそのうち認知される可能性高き手。
直接対応は初手黒イ~二。利かしと見て黒A~Eも考えられる。
先ず普通対応黒イの出から検討します。
黒1と出て白2に黒3(a)切りは隙を咎める意味で素朴。
白4~黒7と隅の実利を得ることが出来ます。でも白8の
カカリに回り白を持ちたい。白bの利きが嬉しいのと隅に
白イ、黒ロ、白ハ、黒二のヨセも残っていますから。
黒1、3には白4と三々を占める予定でした。黒5(a)切りは
良い手だが白6と切った方取れで対応。黒7、白8のとき右下△。
黒bシチョウは不可です。なので白良しと結論したくなるが・・・
黒1カケがありました。対し白が一子カカエなら黒は大場に。
普通のケイマガケ定石と比較し優劣微妙。ほぼ互角でしょうか。
出を決め、マゲも決めてハサミツケが実戦。この手は
白イやロの受けなら黒ハを利かそうというもの。
当然ですが白Aと反発し・・・
白3出ツギ。白がポイント得た瞬間。次は黒AかBよりなく
白良し。黒4はA・Bなら無難だが不服とV氏の意地。
白出たとき黒1(a)切って白2に黒3が勝りました。
白4に黒5アテが打てます。ツガずに白6オシの予定して
いたが黒も抜かずに黒7と打つでしょう。
白aなら黒b。このワカレは互角だったと思います。
白1、黒2で前半戦が一段落。左上の×は双方の取り石跡。
白イ、黒ロは地が損だが黒一子動き出しの牽制。黒2は
白ハ切りに黒二をし易くの意味。上辺白3は右辺ヒラキが
良かった。それは黒4が素晴らしい好点だったので。次に
黒4シマリを許さじとカカった時に・・・形勢判断は?
地合い確定地は拮抗しています。すると中の黒の分が優位。
普通の黒1ハサミで厚く打つのが良かった。一子動き出し
にくいので白2、黒3くらい。そこで右下白4に回る。ただ
黒5がそれに負けない好点。中が厚ぼったく一押しの図。
右辺黒ヒラキは右下白へのアピール。なので黒1カカリ。
令和的白2、4なら黒5とヒラキます。右上一帯は手薄に
見えるけど黒AやBが△動きを牽制している感じ。
下辺黒5からはゴリゴリの黒イ、白ロ、黒ハの狙いと
シャープな黒Cキカシが含まれています。
白1は利かないなと思いながら打ちましたが黒2受け。
白3で負けにくい、黒が勝つのは大変と感じた瞬間。
ここは一番強く伝えたいところ。次の図です。
右辺黒1と反発したい。いやすべきでした。白2と攻めて
来たら黒3、5と辛抱します。中央の黒一団完璧生きでは
ないが90%の生きと判断したい。以下想定でこれからが勝負。
◎初めての立ち上がりでの一段落は正確な形勢判断難しいが
「少し失敗したけど全然平気。先ず先ず』と見た方が良かった。
次回も設定見つけご都合良い時は是非。よろしくお願いします。