N氏も久しぶりでした。29日18時過ぎに申し込み頂き感謝です。
先ず画像を。序盤早々白がいきなり苦しくなった場面。
左上黒23まで文句無しです。次に白ａ囲いなら至って自然。
ただ黒ｂ構えが目に見えています。なので白24カタを採用。
黒３まで交換し白４囲い。黒５ケイマが大きく欲張りかな。
白６は左下白を横二間なら穏当。一本キカシての白６だが
Ｎ氏は反発主義で気合良き方。ノータイムで黒７ハサミ。
ただし白８オキはすこぶる厳しいが定説。黒９ツギに・・・
白10とは・・・何たる手か。何タルチ～ア♪と先輩棋士見たら
呆れられそう。黒11と守られ白12にも許さんと黒13！！！
白苦戦の始まり。N氏は流石です。白10では当然・・・
白１と担ぎ出して右下黒を攻めるべき。黒６まで脱出される
けど白７で攻めが伺える。黒８とされ左下白二子は大変だが
この図で進めて行くよりなかった。黒も楽は出来ません。
白９まで実戦進行。白悪さ10が４くらいに減っています。
大分助けて頂きました。黒４は少しぬるい。最強は？
黒８で賢い受けは？ 白９に黒の取るべき態度は？
黒１とアテて黒３ならほとほと困っていました。
白４ノビよりないけど黒５とハネが痛い。実戦と違い白ａの
シチョウが成立しません。Ｎさんこの筋目に焼き付けて。
黒１とハネたかった。白２で▲取られるのは悔しいけど
黒３で白×二つ獲得。シチョウアタリ防ぐ白４なら黒５と
「まだ眼はないよ。」と食いつきます。簡明でした。
白が出た時に黒ａでは黒１が配慮手。白２封鎖に実戦と同じく
黒３、５で良い。白６なら黒７ですんなり連絡します。
N氏０,５秒で黒ａと受けたが相手ヨミへの注意は大事でした。
冒頭画像２の後の良き打ち方を示します。黒１～５と
三子捨てて黒７の封鎖が良さそう。白８まで攻め取り
捨て石と主張します。黒９の裾止めが大きい。黒打てる。
白△と打たれたときこれまでの経緯を検討したい。既に黒は
左辺黒イ・ロ連打で儲けています。右下でも一子確保し得。
余程良い手がヨメたら別だが下辺も得しようは無理あり。
相手の必死さと今張り合う必要なし。いったん保留し右辺
黒１大場良さそう。不気味なので白２手入れならすかさず黒３
５を卒なくキカシます。そして第二ステージ黒７打ち込み。
◎Ｎさんがこのような保留技が身につくと怖い存在になります。
お疲れ様でした。次回お待ちしています。
