いよいよ明日26日(日)下地会秋大会。参加される皆様は寒さ対策万全で
お昼を済ませ12時少し前に有楽町囲碁センターへお越し下さい。
池袋教室からも数名参加されます。頑張って下さい。
24日の教室で紅白連碁を行いました。内容がとても良かったので一場面を
紹介します。最後に実戦に役立つ隅の具合も少々。大会で役立つと信じて。
左上白16が珍しい。複数あるが『白aノビ定石は後手でも
手厚く」との意図で選ぶ方多い。白ツギは黒17ノビ切り与え
部分的に損とされるけど先手取れる利点あります。
黒1、3はデカい。三段の方が打たれました。この一手かも。
左下黒がコスミツケたとき白が仕掛けました。中央に打ち
東・西の黒を割り攻めるとの宣言です。ここから戦いが
始まりました。石の流れ・継続しっかりしていて複数で対局
している風には思えない。気合良く石も張っています。
終了時間となり打掛け。もし私が封じ手するなら黒1の
ブツカリ。黒一団眼形厚くなり安定します。その点を
白に打たれると急に眼が心細くなる。左下▲も気になり
ますね。黒番と白番でどう打つのが良いか伝えましょう。
白1ツギ対応なら無難で白地確定します。部分的には黒2
トビが大きい。黒イ~白二までは黒権利となります。
なお白1で白×受けは黒2を省きやすくなり今一つ。
白1と対応する場合は黒2に白3、5で白地大丈夫のとき。
黒6、白7に続き何も心配ないと良いが黒8が狙い筋。
黒イと黒ロを見合いにされ只では済まなさそう。
白1は辺を拒否だが黒2、白3のとき黒4と打たれます。
『白先黒死』は難しそう。コウになるでしょう。黒は
負けるとかなり損だが白の方が地が無くなる負担度が重い。
◆ただしどちらがコウ材多い碁かも関係します。白がコウに
勝つと回りの黒石への影響も。なので勝負図と言える。
黒番だと普通は黒1ハサミツケ。白サガリはワリコミ食らい
上の白一子取られる。コウの怖さもあるので白2、黒3が普通。
白4、6なら後手でも黒7サガリは一級の価値あり(約14目)
◎長年教室で大盤を使い全員で連碁やベストの一手など行って
いますが本局はかなりレベル高き内容。嬉しくなりました。
大会は普段通り&ネバーギブアップ精神で。楽しさもある一日に。