大会Ａクラスの解説は前に掲載したはずが内容が消えていたと判明。
失礼しました。思い出して載せたいと思います。先ず画像を。
何とか内容を思い出し改めて考察してポイントを伝えます。暫しお待ちを。
ツケヒキ定石にカケツギした場合にヒラキなら穏やかですが
白イ、黒ロ交換で手抜き策が長南さんの趣向。
対し伊東さん気合の黒▲。黒×を含み厳しい着想ですね。
そこで×気にせず白は右上二間高ガカリ。黒は攻めたい。
白はかわしたい。双方の攻防がここから始まります。
最初に考えるのは黒１連絡か。実利も得て安心し白への
攻めに繋がります。でも厳しくないので白も安心。私なら
白２と大場に向かいます。他に白Ａ～Ｄもあるでしょう。
黒１悪くないが主導権は得られない。伊東さんは・・・
黒１オシ。力強い一手で積極的です。白２～10と双方堂々の
折衝戦と見ました。黒５切りは打たずで黒７が良いかは悩み所。
白８カカエとなり攻めたい白を厚くしている意味ありますから。
黒５は単に黒７ノビが勝ったかもしれない。（微妙ですが）
右辺黒オシにさらに手抜きする案を紹介します。右上
白１ツケで治まりを目指す。黒２には白３。左上のカタ
存在あるので黒も強く打ちにくい感じ。仮にあっさり
黒４ツギなら白５で一応はお洒落な治まり形。手抜きを
咎める黒６トビが予想されるが白７くらいにかわします。
場合によっては白×捨て石も可と見る作戦。如何でしょう。
◆ただ黒６と打たれたくない方は実戦ですね。
トビより厳しく黒６とケイマに厳しくの可能性あり。対し
重い荷物抱えたくないので白７を選びました。黒８出には
白９と捨てて打つ。「デカいよ右下黒地は。」との声が
聞こえそうですね。でも白ａを含み左下は白豊か。白イの
キカシ具合（黒ロなら白ハ捨で活用）このような打ち方に
私は魅力を感じます。お勧めはしないので参考程度に。
白16まで実戦ですが黒が嫌な感じ。白にサバかれそうな
予感します。黒７は良いが白８に黒９が隙ある手。瞬間
隅へ白10ツケがうまい。形決めずが信条の長南さんなので
当然ではあります。黒ａが中の白へ利かないので黒は動き
難しくなっています。黒９で良い手は・・・
黒１ノビが最適でした。白２よりないが黒３とマガリ好調。
黒１効果で白は隅へのツケサバキが打ちにくくなっています。
×の点は重くなるので白は打つ余裕なさそう。
実戦は上から取ったが利かされ不満。黒１と二線からアテて
白２に黒３が形でした。白４は利くけど白×は利かされない。
局後に私が示したのは白１。取りあえず黒２連絡となります。
ただ黒イ、白ロ、黒ハの薄みが残っていて今一つでした。
ここは真剣に盤を凝視。さらに良い手探すと・・・発見！
緩まぬ白１オシが最良に見えま鵜す。黒２を誘い白３とツグ。
黒４出には白５アテが調子。黒６ツギなら白７と止めます。
黒９撤退くらい。白10と補強し厚い姿です。変化あります。
前図は白うま過ぎ、そうはさせじと白アテに黒１とノビて
分断する変化あります。ただ白２抜きが先手で白４ツケと
なり分断された白一団二つが弱くない。むしろ割った黒一団
の方が白イやロが気になりそう。この変化ですがあまり黒に
地が無い進行に見えます。私は白持ち。
前半のみの解説でしたがこの画像から見ても熱戦模様が伺えます。
お二人ともお疲れ様でした。伊東さん優勝おめでとうございます。
次回大会は長南さん雪辱に燃えることでしょう。
おつ
