幽玄の間指導碁のお二人申し訳ありません。S氏三子局とK氏三子局の前に
打ち初め式指導碁を先に載せたく思います。ホームページブログの存在を
伝えたので早くお見せしたいです。先ず画像を。
棋院二階で行われた打ち初め式を終えた後にいらっしゃいました。
先ずW氏四子局から一場面を掲載します。
左上定石は令和で黒少し良しとなりました。確かに白3、5が
役立たないと白は面白くない。左下黒20では18ツケに手抜きを
咎め黒24ハネもある。ただ実戦は地の取り合いでわかりやすい。
黒30ハネにW氏の根性を見ました。
白14まで進行しました。捨て石変更し左白数子助けけど
隅の地を損しています。左下隅は治まっていますが左辺
白弱石は眼形負担が残っている。黒良しのワカレ。
感心した手は白12への黒13スマート対応。打たずが
良かったのは黒9、白10交換。(まだ決めたくない)
予想は黒1上オシでした。白2、黒3にも白4の予定。
黒5なら完璧捕獲出来るけど瞬間白6、8が嬉しいキカシ。
以下一例です。左一帯黒地45目あるが下辺白も40目あり。
四子局なので形勢は黒良く簡明だけど互先的にはあまい。
左辺白1と打つ余裕はない。下辺黒2が厳しく白3、5と
対応すると黒12まで取られ淋しい。捨てた感じしない。
変化を。種石取る白1切り違い筋あるが黒2、4と一子
ポン抜きます。黒6の姿は梅鉢で好形。白7に黒8と割って
楽しい絡み攻めになるでしょう。下辺は急場でした。
△の時点形勢黒苦しく無難に打つのでは勝てない情勢と
なっています。すると黒1!W氏の勝負手嬉しかった。
白2に黒3も張った石。黒7切りとなり白も容易では
ない姿。白イとロどちらを選ぶか。白イは・・・
白1は黒2と取られます。白3なら中の黒一子は腐らせ
左辺白も安心出来るが黒10分断食らう。白13で生きても
黒14と白地破れてはまずい。白1は却下。
新年早々やらかしました。白1~黒4まで進んだときに
白5!黒6にびっくり。もちろん白6が正解で黒二子を
取れていました。すると黒も本気で左辺白を攻めて来るが
何もわざわざ黒を助ける必要はないですね。白のポカに
影響受けたのか黒8は打たずに黒10が良かった。白11に
黒イが大ポカ。白ロをうっかりされたのです。残念。
左辺はいったん止めて上辺に手をつけたかった。
局後に伝えたのは静かだが厳しい黒3オシ。白4には
黒5切りで白を分断します。そのときは説明しきれなか
ったが白12、14と白にも頑張りありました。でも黒15に
白16已むを得なく黒17とポン抜き右辺大幅に削減出来ます。
◆次に白が右辺受けてヨセ勝負だったでしょう。
白1オシに黒2は手抜き可能。右辺黒A打ちこみや右上黒B
オシなら黒が主導権握っていました。黒×捨てても良いのです。
それでも要所しっかり打たれています。右下▲が立派な姿ですね。
右辺黒Aも白は怖い。白7カケツギに対し・・・
右上の最善対応は黒1でした。白2に黒3で隅が安泰。
次に黒打ち込み厳し過ぎるので白4が相場だが左上の
白借金を黒5と取り立てましょう。黒イ・ロがフルに
働き黒中押し勝になりそうな展開でした。▲へ配慮し
隅確保の黒1、3が大きなポイントだったです。
◎お疲れ様でした。またいつかどこかで機会ありましたら
指導碁よろしくお願いします。