栗林五段四子局

  栗林さんの指導碁もひと月ぶり。他のプロ教室でも鍛えられ力付いてきました。

  たくさん画像保存したので先に二つお見せします。

右下に注目。防戦一方になるか・・・

 黒ハネたところ。白オサエますが次は眼を作る作業か分断するのか果たして。

黒番:左上に注目。受けか反撃か

      左上隅へ白ツケ黒オサエ、白ノビ、黒オシ、そこで白がハネた場面。

      考慮されたので「もしかして来るか。」とワクワクしていました。

      勉強になる反撃か、やっぱり止めて堅くか。続きは後半に。

白11に手抜き不可

        三々に黒10消極的。問題は白11に手抜きしたこと。本来

        ノータイムで打つべき箇所を逃したのは喝!です。

ノビは先手で要点

        もう二度は指摘させないで欲しい。黒1ノビ要点。白2

        ツギなら黒3が躍動手。白4受けなら左辺黒5で悪くない。

白オシ黒厚くなり先ず先ず

        黒1ノビに白2とオシ対応なら黒3、5(a)と隅を切って

        黒7も決めて黒9とハネます白10ハネには黒11二段バネ。

        以下黒17まで取りあえず一段落。固め合い・囲い合いですが

        置き碁では黒が嬉しい。白地には黒aやbの楽しみあります。

中盤始め:【黒番】有力案二つ

       白Aフクラミを許したのは痛い。ただその後のリカバリーは

       流石でこの局面に至りました。あまり悪影響していません。

       ここで実戦は違う道を選ばれたが下地ならどう打つか有力案を

       二つ伝えます。自分に合うなという打ち方を選ばれて下さい。

第一案

        先ず私が浮かんだのは黒1ケイマ。左上黒封鎖を避ける。

        白2、4と受けてくれたらキカシになり嬉しい。黒5と

        △に襲いかかります。これは相当厳しい攻めになりそう。

第一案の変化図

                        受けずに白2と補強するか。黒3連打はかなりのもの。

           白△補強白4は中の黒を狙っているので黒5逃げ越し。

           白イとロを割っている利得は相当で黒やれます。

                             ◆これらを踏まえ一番厚い打ち方を次図に。本命です。       

第二案

        黒1ハネ。白に取って痛き箇所。白2(9)とハネ返したく

        なりますが黒3、5が強い対応。黒11まで分断されたけど

        中も左の黒も丈夫。気になる白12ですが黒13が辛辣手。

        白は全部の石繋がる方法がない。黒1が本命でお勧めでした。

画像の続き 90点あり

       冒頭画像の左上隅です。大人しく受けずに黒1ハネ出しを選択。

       積極的姿勢嬉しかった。仮にミスしても褒めたいですが白2切りに

       黒3、5が良い手。攻め合い負けるので白6切りですが黒9オシ。

       中の黒石働き白二子取れています。隅は白地でも黒成功。ここまで

       100点次の白10に黒11が残念。白二子動き出し気持ち悪かったと

       察するがここはもうひと頑張りしたかった。次に満点の図を。

両方召し取ったら天晴でした

       黒1と白aも捕獲したかった。白2動き出しには黒3と戻っ

       黒5ノビが好手です。白6切りには黒7とダメを詰めます。

       攻め合い怖いけど白三手、黒は四手あり勝ちです。 

       白2で別の手もあり不気味だが間違えなければ大丈夫。

       ◎お疲れ様でした。この頑張りは必ず栄養になりそのうち

       六段にも勝つ日が訪れるでしょう。また24日に。