加藤六段序盤検討室

      加藤六段三子局。序盤一場面に集中検討したいと思います。

      白△進出したところ。次の一手にセンス良さを感じました。

軽く逃げたいとの△に対し

ふんわりぴったりの進出止め

    ボウシの隣への一着。白の進出を止めた手を打たれました。外へ出にくい。

本当の目的・意図は下辺白への攻め

     再掲。黒1は黒AとBの丁度中間ですね。右の白を攻める手ですが

     敵は本能寺、下辺白×への攻めが本当の目的だと感じました。

     白は絡み攻め避けたいので右辺での早治まりを目指します。

白サバキに二段バネ好手。アテへの対処は?

      白2は黒石へ密着する手で『モタレシノギ。相手してもらい眼形

     得るのが目的。弱い立場のときに採用しますが黒を固めるのは仕方ない。

     黒5二段バネが緩まぬ好手でした。白6アテは損な意味もあるが早く

     治まるために仕方ないと判断。

     さてここです。黒候補は ①逃げ出し、②右の切り ③サシコミ

     一応三つとしますがどれを選びますか。