終盤で地合い数えていたときなど黒3と打たれたら私も白4とオサエた
かも。外ダメにまだ余裕あるので黒5に打たれたらびっくりしますね。
某白氏うっかりを責めるより某黒氏の鋭さを評価しましょう。さて最善の
受けを検討します。結論から言うと白に選択権が2つあります。
①白先本コウ(ただし黒取り番)
②白先セキか黒のヨセコウ(ただし白取り番) 先ず①を選んだ場合を。
黒1オキに白が本コウで良しとするなら白2(イ)ツケを選びます。
黒3、白4、黒5まで必然で黒取り番の本コウ。自らはコウ立てが
豊富・相手にはコウ立てが皆無か少ないときに採用したい。
本コウ黒取り番の図は余程コウ立て具合が有利な碁形でないと難しい。
そこで簡単に取られずしぶとい手はないか。あります。白2二線受けです。
黒3這いに白は『隅を何もせず手抜き』この部分打つなら白4、黒5となる。
最終的にはどうなるかというと・・・
左側はこうなります。ここで白地ゼロで満足するなら黒1(19の一)で
セキにして終了。平和ですね。
本当は白地6目はあったので黒はこれでもお得。満足いかないならば
黒1とホウリコミします。対し白はそこは何もせず盤全体を眺めて
『黒からのコウ立てを消す』ことになるでしょう。左上白2がその手と
考えて下さい。黒3と仕掛けたらいよいよ本コウ。
白取り番の本コウとなります。
このコウは黒が負けた時に白地8目と元の白地より増えているので黒は
それに見合うだけのコウ立てがないと仕掛けられません。
◆この死活はややこしく難しいですね。結論として黒一線オキを打たれたら
白対応として前の一線ツケで本コウ黒取り番の図より『マガリ受け』で
【セキか白取り番のコウ】を黒に委ねるほうを選ぶのが良いと思います。
◎お疲れ様でした。某氏お二人の碁はいつも見応えある場面ありますね。
11月26日の下地会秋大会への参加歓迎なので良かったら連絡下さい。