大会の一場面:奥八段vs島五段

凄まじい振り変わり後、早くも戦いか

一回戦の奥八段vs島五段との三子局画像。島さんは腕力抜群なので私と今井幹事の推薦でAクラスでの戦いとなりました。奥さんが4年ぶり参加で島さんは入会し一年少し。

当然お二人は初対戦。ちらっと見たとき右側の振り変わりが凄まじいなと感じました。

左側も双方戦線辞さずとの姿勢が石に込められていてやる気満々。

次は黒番。私ならどう打つか考えました。参考に。

競り合い。急ぐ箇所は

    右側の振り変わりは双方×石を痛めて気合良き姿。ただ実利的には

    かなり白が得に見えます。外の黒厚みがどのくらい働くかですね。

    左辺は白A・Bと黒C・Dが競り合い中。左下も白イ~二と▲一団が

    戦う意志を示しています。今、白がノビた所でしょう。黒の次の一手は?

二目の頭をハネたい

    私だとノータイムで黒1とハネそう。白2受けなら惜しまず黒3、5を

    決めて黒7二段バネまでキカす。白受けに下の黒ツギも利いているので

    黒9トビに回り先ず先ずの進行とみます。

手厚さ建築し右一帯で勝負

   白の立場になると黒1に受けていると遅れるので白2を急ぐかもしれない。

   その時は黒3ノビ切りで胸を張りたい。白4受けに黒5オシがすこぶる厚い

   後続手段。放置は黒イ、白ロ、黒ハがあるので白は守るがぴったりした良い

   受けが難しい。黒が次に眼を向けるのは黒Aボウシです。白Bを攻めることで

   主導権を握ります。白も左辺が白地のような顔をしてサバキ目指すでしょう。

    ◎双方強気手の応酬・勝負が延々と続く正に闘争局でした。