高田馬場下じょ会指導碁ようやく開始。先ず初回のS氏から。画像を。
実戦は中央出て勝負されたが中の白四子見た目よりしぶとい。出では
中の右切りなら右側白と黒は力関係は五分で生き生きとなった公算
高かった。では序盤から解説します。
黒18は不急。右辺三連星かこの部分打つなら黒19のアテがお勧め。
黒22、24は良き手順。次に黒Aで順調だったが実戦は黒×で
黒1オサエは右下星と中天元存在で打てるけど白6
モタレで脅かします。対し黒7、9が強き対応。
ポン抜かせるのは黒数子取ってもひどいので白10逃げ。
続く黒11はあまく黒13、15とぎこちない感じで一段落。
左辺黒19、21はなかなかの圧迫手。黒25まで見事です。
白28に対し黒29~35は後手となり上辺を白にワリウチされ
あまくここは放置し上の三連星など大場先着して良かった。
切った後は黒1カミが定石。以下隅は取られるけど中を
黒7と躍動出来ます。白△二子は黒A天元で大きく飲み
込めそう。黒イ、白ロ、黒ハは後の狙いとするのがお勧め。
白1に黒2と上辺に打つと白3~7と黒一団を脅かして
来るかも。その時は黒8がパンチ。白×は救出可能だが
黒を攻めるどころではないし一団の眼形は黒イ、白ロ、
黒aで△箇所見合いでほぼ二眼あるのです。
後半黒打ちにくくなった一因は右側への進出が遅れたこと。
上の白が中へトンだとき攻め切り上げ黒1二間面白い。
続いて白2は無視し黒3とさらにヒラク。黒×を白イと
攻めて来たら黒ロ、白ハ、黒二以下白トまで捨てます。
黒3からはさらに黒×分断狙いが楽しみです。
じっくり黒1ケイマも良さそう。白2トビマガリにはS氏
打たれた黒3一間で攻めを伺います。実戦の左上黒aより
黒1の方が全局的に大きい感じわかると思います。
なお黒Bとさらにヒラクと黒aが現実感増してきます。
実戦は白1と打たれてから黒4と入る展開。黒6頑張りから
黒12と脱出出来るけど主導権は白が握る進行となりました。
◎お疲れ様でした。Sさんは定石や型をしっかりマスター
しています。今後はそれの応用(最終手省いたりなど)も
実戦的手段として習得し幅が広がることを期待。
来月4月16日(日)もよろしくお願いします。