幽玄の間・初のS氏三子局

21日19時40分設定に初めてのS氏。出だし戦いの豪を見せて柔。結果は少し白満足な

ワカレだが簡明。白厚み活かすべく何とか戦いを望んでもまたも明るき対応手。その後の白欲張りを見事に咎め黒打ちやすい展開へ。先ず画像を。

予想になかったカケ

  右辺白好点カケの代償に下辺白を攻めに来られた場面。サバキ求め白ツケたときに

  ハネやノビを予想したら黒▲カケ。先手で切り上げ右辺に回る意図だったようです。

聡明!手厚いハネ

  左辺黒二子をアテたとき逃げて頑張るか。何か捨てる意志を見せると思ったら

  ビシッと左上▲ハネ。明るく聡明でした。白は黒二子ポン抜いても感激薄き碁形。   

  白はアテずに△にノビて頑張るべきでした。

黒大胆な捨て石作戦

        右下黒4カケに白5~7はゆっくり黒数子を攻めるのが目的。

        左下黒8は互先でも人気ある間合い。白9は狭いのですが一応

        双方の根拠。ここで黒は右辺一間トビなら普通。黒10カケは大胆で

        白出切りを誘い下側を黒18と攻勢に立つ作戦です。

        白19は何とか軽くサバいて右辺もう一手打ちたいが願望。しかし

        黒20カケは予想になく白21に黒22切り違いも。白を攻める豪でなく

        『先手で切り上げ右辺』がS氏の目的でした。

(下一帯・右辺・左辺)全て簡明なワカレ

        下のワカレは白満足でしたが右辺に回り二子捨て石され右上 

        黒地形成はうまい。右下黒に白5だが黒6とされ攻めは皆無。

        部分的には白不満なくとも黒わかりやすく打ち易い碁形です。

        左上白8、10は何とか戦いに導こうとの意志。対し黒12は

        白の厚み意識された一手。黒14は少々重い感じ受けました

少し薄みあるけど『軽く』がお勧め

       隅オサエでは中を黒1がお勧めです。完全に繋がってはいないが

       これから切るのは白しんどい。白2スベリには黒3(捨て石意図)

       取ると黒厚くなるので白4と我慢したら黒5軽補強で黒aを含む

       ◆右の白△が全く働かない展開にされると白は力出ません。

捨て石策で黒打ち易い戦いへ

        黒1、3は白4、6厳しく問題に見えました。しかし黒7と

        ここを補強したのが冷静。気持ち良い白8アテですが無視し

        黒9叩きがこの一手。白a二子抜きは大きく見えるが黒bで

        隅確定し黒を安心させる。そこで遅れたけど白14と分断し    

        戦いを挑みました。何とか右の白厚みを活用したいとの気持ち。

        対し黒19まで緩まない最強対応です。なお白14で白イ、黒ロ、

        白ハは普通ですが黒18と守られ黒安泰となりやる気しません。

  手厚さなら『フクラミ』(参考程度に)

         数手進行し白が上辺オシたとき先に黒1~白4と決めて

         黒5フクラミ厚かったと思います。取りあえず白6二目の

         頭ハネますが黒7に二段バネは不可。以下は予想される進行。

            白a抜きに黒b進出。実戦と比較し右上白捕獲は敵わないが

         左上黒の眼形はすこぶる厚い。

白オキを咎め黒ハネ

         白1オキは勝手ヨミ。黒イ、白ロを期待したが黒2ハネが

         最善強抵抗。続いて白イでの勝負ヨんだけど黒aで無理。

         実戦は泣く泣く白a譲歩の進行です。

混沌様相から第チャンス到来か

         説明大変だが白は黒大石を攻めるために右上白や上辺を

         差し上げる大勝負目指しています対し黒は緩みません。

         本気で取りに行くのは未だ準備足りないので左下白12打ち込み。

         この白を取りに来ると白が厚くなり本当に危険になるやも。

         それを察知し相手せず中央黒23、25が冷静。先に弱石補強は

         理に適っています。対し白緩むと即負けなので工作し白30。

         しかし打った瞬間冷や汗。カケツギは薄かった。それは・・・    

種石捕獲の可能性大

       黒1ノゾキあったようです。白△だけは取られたくないので

       白2と打ちたいが黒3と分断する。黒も味悪い箇所ありますが

       捕獲していたと思います黒1に白が右側何か打てば黒は構わず

       白△を取り込み、右辺は捨てて左下へ回ります。それは黒良し。

       ◎お疲れ様でした。三子はぎりぎりの勝負。またお願いします。