幽玄の間指導碁で最強のY氏とは久しぶり。本局も凄い内容でした。
先ず終局画像を。大石同士の攻め合いは白が有利とみていましたが
実際は・・・遡った画像も載せるので至る経緯を感じてとって下さい。
両ガカリにブツカリは経験あるがサガリに黒21下ケイマは初。
白aは利かされ感あって却下。封鎖白イ・ロどちらかに絞り
ました。後から浮かんだが白b三々が有力だったかも。
白1(イ)の想定図。右上に黒地与えます。白厚いなら
打てるが黒×ハネ出しが残る。牽制の白A・Bもぬるそう。
白1三々だとY氏どうされたかな。黒2は白3と応じます。
黒aは白bで二つの分断が見合い。今なら白1選びます。
実戦は白1一間。予想は黒2這い。白3、黒4と
実利取るなら左下白5と大場に向かうかも。
後から黒イやロなら白×軽く考く見ることが出来ます。
白17までのワカレ地のポイントはお互い様に見える。
白19トビとなれば白悪くないと見ていました。しかし
この白が死にそうになるとは・・とても予想出来ない。
前の黒18は不思議な手。研究していないそうですが
もう一手かけると能率悪いので黒20カカリ。白21を
迎え撃つ姿勢ですね。中が厚いのでやれるが白の考え。
白1ツケが良かった。黒イなら中の左右×切りでサバく。
実戦白ロのサガリは重い。次に断点ツグ柔な方ではない。
消えた着手あります。左上の黒13→白12の左
右下の黒43→白42の左 白68→黒69の左
黒49下トビすこぶる厳しい。勢い白50切り。以下双方
妥協せず進めます。白64でやれそうに見えたが黒65ツケ!
この手の厳しさ軽視。長考し白66切りから白68ワリコミ。
黒71は外アテを予想。白70まで抜き抜きになればやれやれ。
すると間髪入れず右辺黒71鼻ヅケ!何も考えず助けたけど
黒79に愕然。王手飛車取りに近い大技でした。白A~D
全部ヨンでみたが白良しにはなりそうもない。よって
一番負けるまで時間かかる手段を実戦は選択。
◆白三子捨てるべきだったと後悔したが・・・次図で。
逃げずに白1と下辺を打つ案。黒2、4が相場で白5の
姿は先ず先ずです。しかし黒6三子取りが厚い。白7は
黒地削減というより眼形確保が目的だが未だ完全ではない。
この図の形勢は黒良し。ここで妥協するなら三つ前の図でした。
◎最後の図ですが白の手数は×の14手、黒の手数は△の11手。
白の攻め合い勝ち。もしかして黒に妙手段あるかもしれないので
絶対白勝ちとは言えないが攻め合いの図は白負けそうもない。
途中安全に黒が勝つ図はいくつかあったと思いま。Y氏は棋風の
最強の道を選ばれました。その姿勢はいつもぶれない。敬服です。
◎指導碁の設定は黒50分、白は決まりで無制限と時間は黒が不利。
またいつか同じ条件での対面指導碁打ちたいですね。一面でないと
困りますが。お疲れ様でした。次も熱闘局期待しています。