今井七段vs芥川七段一場面

  画像再掲します。

 黒番:何か好手段ありそうだが・・・

        目撃した瞬間中央に黒から好手段ありに見えて写しました。

        果たして実際はどうだったのか検証します。

        黒にピンチの一団あります。実は白にも危ない一団あり。

        皆様もどうなっているか俯瞰し確認されてみて下さい。 

黒番:中央に好手段ありやなしや

         黒×は取られていてその右上、黒一団は一眼しかない。

         種石白△を取る手段が欲しい所。芥川さんもヨンでいたと

         思います。私の勘だと黒番で良い手ありでしたが・・・     

ワリコミからアテは不発

         手筋風の黒1ワリコミ。白2に黒3切りのセットで

         白五子追い落としに見えませんか。いえ、白a抜きで

         何事もないですね。錯覚しやすい。ワリコミ不発です。       

単に出る筋は?

        次に浮かんだ手は単に黒1と出る手。味ある手で白×

        三か所の受けなら種石取れますが・・・

振り変わりだが白地合い良し

        白2ノビが最善の受け。中は取れないが黒5が利くことで

        厚くなり右下白×一団を黒7で味良く取ることは出来ます。

        双方×を取り合う振り変わりとなりました。地合いは?

        右上白地が大きく白がかなり良さそうです。

        ◎よって冒頭画像の場面は黒に良き手段無いが結論。私の

        直感は違っていました。芥川さんも残念でしたね。しかし

        今井さんは全てヨミ切っていたのか。だとしたら凄い。

        「いえいえ、たまたまです。」と謙虚な返事が来そう。

                            ◎ 師走は皆さんかなりお忙しいと思います。もし一段落など

        時間ありましたら研究会へ顔を出して下さい。

        今月は9日・23日です。よろしくお願いします。