指の怪我は大分良くなってきたと島さんから伺いましたがまだ利き手使えず
左手での指導碁。私も三面打ちのときなど両手使うことあるがしっくりせず
石への想い入らないと感じることあり。早く全快となりますように。
本局序盤、二線突入手が飛び出します。素晴らしき一手と感じました。
右上で最近見かけない昭和定石となり穏やかに進むかなと
思ったらドーンと黒10!二線潜行手を放たれました。
他に大きいところあるのに何故二線?と言いたくなる方も
いるでしょう。でも黒aよりもっと頑張りたいとの想い。
対し受ければ無難だが・・先ず反発から検討しました。
「何を。」と白1と打ちたいが黒2、4と分断される。
一子動く白イは黒ロ。白ハも黒二とされ重い戦いに。
そこで右上黒を白5と攻めたいが黒6ツケとなると
白三子の方がどう見ても弱い。白1は無理と見て・・・
白1の譲歩。次の黒2がカッコイイ継続手。相場とは
思うが技あり取られた気分。白5にも黒6。
カタはこれまでに何度も打たれたので驚きはしないが
積極策。そういえば次の加藤六段にも打たれました。
武闘派の方はお好きなのかもしれない。
白は実利策を選びました。黒26まで厚み出来るけど
左上ケイマとのバランスが今一つ。上辺にも白配置が
あるので今回のカタ折衝は白満足と判断。ところが
右下黒28~34ツケノビ定石後の白35がやり過ぎ。
外にケイマ進出か下にケイマスベリすべきでした。
黒36が好手。次の白37に黒38、40分断は当然。
島五段のパンチ浴びたのは久しぶり。白辛い展開に・・・
下一帯一段落したが黒良しのワカレ。続いて黒は左下
豪ワリコミからの黒1分断。自分らしさ貫いています。
白aは動けないので白4天元へ消しに向かう。さてここです。
上辺黒5分断がどうだったか。白6との交換は白嬉しい。
左上▲はほぼ生きなので空振り感あるのです。白8に
黒9だと遅くなっています。白10はキカシ目的。対し黒11は
狙い含み良きタイミング。もっと先に黒11なら白は右辺を
受けていたでしょう。ここは勝負と白12。難しい展開に。
黒1と先ず天元白一子の退路上側を断ちたかった。
白2に黒3一間で追撃。白4は仕方ない。そこで
実戦の黒5分断。消された模様分の黒地期待出来そう。
白×二個大きく捕獲し前の黒A(*^_^*)ですね。
序盤から黒の積極策成功しずっと優勢続いて会心局が
期待出来る流れでしたがこの譜で大幅減となります。
碁の怖さですね。黒3が残念。白4急所と白6手入れを
許し、立場は主客転倒。黒にも心配が生じています。
◆中央白10に穏便な黒Aか決戦の黒Bどちらか。
その前に黒3での最善手段を示しましょう。
露骨ですが黒3出を決める。イ・ロ断点二つが黒利得。
そこで右辺。白は手抜きしたけど火種あり。黒5の
ノビ出しが成立します。白6と緩んで受けるよりなく
黒7~11まで攻め合いはコウになり、白12に黒aまで
黒取り番のコウです。コウ立ては中央黒イや下辺に
黒ロと黒が多い。白は余裕ないから手抜きしたが信用せず
手ありと信じヨンでいたら見つけていたでしょう。
ここは我満が相場でした。黒1で白2許し黒3です。
中央白一団は安心するまでまだ時間かかる。模様消えて
黒が勝つのは大変ですが地合い勝負となっていたでしょう。
◎お疲れ様でした。終了後。近くの居酒屋で加藤さん交え
三人で久しぶりの二次会。とても楽しかったです。
🌸満開近し。会心勝利局を期待しています。