佐々木会長三子局序盤  

          会長は直感で厳しい手を打たれることあり。深くヨンで

          いないなと油断し軽率に打つと危ない。本局黒に玄妙な

          様子見手段を発見されたらかなり違っていました。開始。         

センス良きカド

        右下7線のカドに打たれたところ。良い手だなと感じました。

           白からハネる手を防ぎ右の黒三子役立てようという着想。

厳しい着想・カド

        本局はゆっくり進むと思いきや黒16カド!発想が厳しい。

        その前の右下の黒10に先ず触れます。

堅ツギが簡明・令和定石

        白ハネには黒1堅ツギが基本定石。×守る白2が必然。

        黒3は左右に寄せること可能でご自由に。右上黒Aや

        黒B勢力手や。忘れていたが黒C両ガカリも優です。

普通受けは気合悪過ぎ黒満足

        ▲に白1とは受けにくい。黒2とされて屈服。またこの

        一本で黒は他に打つことも可。そこで白捻った受けを・・・

黒オサエ白オシ重苦しい

 

         反発しつつ受ける手が白1コスミ。気合は黒2だが

         白3オシがきつい手。黒×は愚形で打ちにくいので

         黒4ツケだが白5ハネとなり白は連絡しています。

         ◆白1が好手なので積極的ですが黒カドは未だ

         保留したほうが良かった。

実戦:この進行嫌な感じ(黒1では・・・)

                          下辺へ黒1と打ち込んでからの実戦進行。接触戦ですが

        白14とハネられて怖さ感じます。この図避ける方法は

        いくつかありますが初手の打ち込みでは・・・

この幅は四線打ち込みが最適

       白a+bの幅に打ち込むなら黒1が最適。昔大手合で

       相手に打たれ困りました。下に連絡模索は白哀しい感じ。

ここで黒に妙手段あり普通は黒aだが

                          元々黒が打ち込んだが白は一線ながら味良く連絡しました。

       黒は一子抜いて厚くなったけど両ガカリに回り白良し。と

       思いながら白5まで進み次に黒aと進んだのですが・・・

       ◆次に黒好手ありました。食いつく様子見と表現したい手。

瞬間、切ってノビ様子見有力でした

         取られるけども黒1切りから黒3ノビが面白い。

         白イ・白ロでどちらで取るか伺って黒の打つ手を

         決め、白へ食いつくのが目的。白悩みます。

白の眼形追及

       普通白1オサエなら黒2ツケで利かします。白3か。そこで

       黒4と打つ。左のオサエでなく下の白一団の眼形を脅かす。

       ▲の一眼しかない白は右側では作成出来るが手がかかる。

キカシ活用で隅安定

        白1とツグ受け。今度は黒2を利かす。白3取りには

        黒4と隅の根拠で治まります。下の白一団には一抹の

        不安が残っています。次の実戦経過と比較を。

かなり違った安定度

 

        実戦は黒1だが白2がタイムリー。黒5は利かせたけど

        白6カケツギで▲一団は好形安定です。この後、会長は

        左辺最強に頑張るけど左下黒一団が負担で難しい展開へ。

        ◎お疲れ様でした。いつも一番に受けて頂き感謝です。

        次は4月13日。よろしくお願いします。