古川五段・野波三段一場面

古川五段・ポイント逃さぬ序盤

   左上を中ケイマに打たれたところ。流石は古川さんでポイントを逃さない。

   同点白に打たれるとの差は大きい。次に白は左辺拡大を阻止しました。

裾ガカリの攻防

       左辺固めだがしっかり確保良し。右上白41裾ガカリからの

       攻防は少しですが白得しました。黒44まで完璧な対応だが

       黒46が少しあまい。以降の互先打ち方を次の図で伝えます。

ワリコミから白二子大きく確保

       黒1ワリコミが良い手。白2単ツケとなる。そこで相手せず

       黒3トビが好手で▲を大きく取る。黒aは相手へのプレゼント。

       なお隅の白×は小さいので双方急ぎません。

       ◎今日の二子置かせた対局は白の名局でした。では28日に。

野波三段:好判断の三々

        今、黒が左辺トビで補強されたところ。ブツカリと比べ

        少しぬるいですが厚い手。この数手前の右上隅三々守りは

        最高手でした。その場面お見せします。

白ケイマツギ黒三々守りは最適

        右辺折衝でコウを嫌がらず黒14と切ったのが良い手。

        白15陣笠ツギに黒16実利確保も流れです。白17、19と

        姿整えたときにさらっと黒20三々に打たれました。

        この一手。「この手はぬるい。」と伝えることが多いが

        放置し白三々打たれると根拠無くなり不安になります。

        左辺黒Aは定石で立派な手ですが別案を紹介したい。

定石外しも面白い(参考程度に)

       黒1くらいにヒラく。白2と来るが無視し黒3。左上黒が

       少し寂しくなるが右下白一子は一人ぼっち。強気策ですが

       定石を意識し外すのも面白いことあります。参考程度に。

       ◎明日は研究会珍しくありません。ゆっくり休まれて下さい。