左上黒2カタから白13まで。久しぶりに体感した大胆戦法。部分的に
白良しですが七子局では外厚く簡明で有力。右上白15カカリにも中を
大事にと黒16ボウシ、白17に黒18ツケと志貫く。良いなと感心。
白19、21は上手のテクニックだが黒26まで互角というより黒良し。
これは相当強い七子だと認識した瞬間。すると実戦は黒×?これは
廃石を取る手で相当あまい。黒AやBならほぼ完璧でした。
あまい黒1を見て少し安心し右下白2。するとそれから黒3切りです。
今も黒9まで良い手ではあるが白10に黒11はとは・・・そこまで頑張らず
黒12三々治まりで十分でした。以下白16、20でかなり危険への進行。
黒25、27は眼の付け所鋭い。ここで白が誤りました。
黒イに白ロ受けず白1と応じるべきでした。手を抜いても白二子取る
手段はありません。この図は黒が生きるまで大変で手がかかる。外の白を
かなり厚くするのでは某七子の方、不本意でしょう。うまく捨て石にする
のも容易ではない。白に取って本局唯一のチャンス場面でした。
◎お疲れ様でした。対局していて七子の碁とは思えなかった。
これからも上手を臆せず志高き碁を貫き上達目指して下さい。