左上は白9ハサミツケを選択。白が少し妥協した形です。黒10、12は
順当ですが白13にまたもや黒14。切って来いとの誘い。
会長は温厚誠実な方ですが本局は過激な印象。「まぁのんびり
進めましょう。」と白17ワリウチから白19と緩やかにカカったら・・・
バチン!黒18ツケ。昨今「いきなりツケ」増えたのですがビックリ。
白1ハネにどう対応するかと思いきやなるほど黒2(3の下)ハネ返し。
これは形で白7まで石の流れ。黒8は二線アテが最強だがコウ味を嫌った
ようです。黒10までのワカレは白少し良し。ただ左辺黒っぽくなったので
白21突入。その前の数手は打ち込む前のスパイスのようなもの。少し黒に
利得与え「白21きつく攻めないで。」とのメッセージ。
黒1と詰めて攻めたいはず。ただし白2と工作します。黒3、5と
頑張るでしょう。そこで白6動き出しです。これは互先でも対応が
難しい。下手が取るべき態度とは言えません。
黒1は左辺攻めに役立つ頑張った受けで賛成。以下黒11まで少しですが
弾力形得てるので白サバいた感じ。黒5で7と上をハネる可能性は
ありました。また黒7では黒9アテがわずかですが勝ったと思います。
白10は微妙な様子見。白一子どう取るか伺っています。
黒1ブツカリなら白2と左辺補強していました。黒は先手得て右辺三連星
など大場に向かいます。黒1だと白a、黒b、白cの具合あるので白△に
活力が増えます。この図なかなかなので選択可能でした。
黒1の方からブツカリでした。白×活力薄くなっています。ただし白△
シノギにほんの少し役立った交換と判断し右上白2カカリへ。
黒3ボウシで解説終了します。このあといろいろあって・・・
左辺かなり攻められようやくという姿。ただ白はその間に相当地を稼いでいます。
お疲れさまでした。22日の研究会もよろしくお願いします。