大会Aクラス決勝局一場面がまだ残っていますがその前にいくつかの一場面を
画像で紹介し軽コメント付けお見せします。先ず最初は奥八段vs芥川七段の一局。
私の印象で経緯を語ることご了承を。芥川七段の右下黒一団(見えないので
想像を)はシノギ筋いくつかあったがミスあって中央のみになっていました。
奥八段本気モードになったとき黒が中央ブツカリした場面。これが起死回生の
一手でした。白オサエるよりないが黒切りからコウを利用しシノギあります。
芥川さん長き自粛でしたが最近ぼつぼつ碁会所も再開したそうで土壇場力健在。
奥さんも数年ぶりでしたが型に染まらない序盤と大上段構えからのパンチ力は
パワー増大している印象。大会出場有難うございました。
一回戦は長南さんと加藤さんの対戦。うっかりで遅刻され長南さん持ち時間は残り
15分からの開始。私だと無理ですが最後まで打てたそう。実は対局時計が故障して
白の時計針が動き緩慢で助かったとのこと。確かにここまで消費たった3分。
待たされた加藤さんはハンディ無しのほうが普段通りの力発揮していたと思うので
少し残念。今黒が中央をカケたところか。次に下辺を白に手入れしてもらえれば
左辺白地削減や上辺ハネに回り優勢キープと予想。ただし百戦錬磨の長南さんが
素直に生きるとは思えません。左下黒一団を脅かす手を打ちそうです。
靜かな闘志の炎感じる盤面
今井七段と池本六段との一局。序盤終えて中盤に突入していますが双方きちんとした
石運びで我欲感じさせない静かな戦い。ただ左辺黒ケイマに白がビシッとツケ。
ソフトな眼差しの今井さんですが池本さんがオサエたら多分切るのでしょう。
闘志の火ちらりと感じた場面でした。最近今井さんは研究会出席率相当高い。
お二人の対局がこれからたくさん実現するよう期待しています。