下じょ会・初のK氏三子局

       下じょ会初参加のK氏三子局。飲み会ではお話したこともあるが

       指導碁は初。温和なイメージとは違い厳しさ受け強さを感じました。

全体俯瞰のボウシはこの一手

       右下白11は私の18番。黒12は白13と切られ少し損と認識

       しているが黒14、アテ一本で黒16、18展開と黒は足早。 

       互先配置と違い三子局だと簡明です。白21に受けは別の

       対応もあるけど黒22地に足着いた渋い受け。白23に

       黒24が絶好点。白はそこに飛びたかった。白25カカリは

       右辺7打ち込みを効果的にという目的。黒28一間で左辺は

       黒24と相まって良き模様になりそう。

打ち込み牽制策もあった

        打ち込み避ける黒1も有力でした。白2両ガカリは

        普通に進めます。実戦受けは迎え撃つ態度ですね。

対応ツケ&ハネ良し

        黒1ツケはこの一手。白2に黒3ハネも当然です。続く

        白4両ガカリは石の流れだが少し後悔ありました。

ヒキでの様子見

        後で打つつもりだったが今、白1ヒキで様子見でした。

        局後にK氏へ伺うと黒2ツギとのこと。強気対応です。

        続いて白3両がかり。×ワリコミを含んで白はこの交換

        無駄なかった。尚黒2では黒aと受ける意味もある。

黒勝因第一は右上の振り変わり

       結果図を見て下さい。私はガックリ。K氏はニンマリで

       この碁打ちやすしと手応え感じていたでしょう。白は▲二子

       取れているが上の利きと隅のヨセ利き見られ美味しくないが

       黒は白×抜いた姿が金城鉄壁でこれからの起こるべく中の

       戦いで思い切り打てます。こうなった経緯を説明します。

実戦・黒有利な進行

        黒1ツケが実戦。頑張るな大丈夫かなとこの時点白は

        余裕あったが黒11を打たれおかしいと感じました。白

        重くなっているのです。白の反省点多き碁ですが・・・

白正着はカケ

       白×ツギが重い。白1とカケる一手でした。黒二子逃げる

       のはシボられて重く、捨てるのはK氏の本意ではないはず。

ノビ切りで黒戦う姿

        前図だと黒悪いのでコスんだ手では黒1とノビ切るべき

        でした。白2に黒3と受けて十分戦えます。

白どちらの三子助けるべきか・・・

        白1は黒から同点への叩きを防ぎつつの様子見。しただ

        黒2と封鎖されると白3よりない。黒4、6は当然で

        K氏落ち着いています。続く白a黒b、白c実戦では

        下の白を助ける道もありました。

後手連絡も悲しい

        白1マゲは黒2、白3となる。△助け×を捨てる道。

        しかし黒先手。黒4絶好点に回られます。

        ◆どちらの道も不満だったがまだこちらでしたか。  

終止黒ペース・堂々の勝利局

        白先手取り左辺削減して後半へ望みかけたとき黒1打ち込み。

       まさにこの一手。右の白厚いけど戦いになれば左の黒厚み・

       右辺頑丈の黒が活躍するでしょう。そこは見ず左下から行動を

       起こしたが白にチャンス場面はなかった。

       ◎お疲れ様でした。初指導碁勝利、天晴。私は悔しさあるが立派な

       内容でした。また受けに来て下さい。その後の棋譜掲載します。