幽玄の間K氏序盤

貴重な日曜日なので珍しく夕方設定したら常連K氏から申込み。本当に熱心で感謝。

3日のK氏と三人の方の解説は久喜市指導碁全局終えてから載せます。暫しお待ちを。

この碁は堅過ぎの手を二隅で打たれます。ただほぼ生きや完璧生きの一団を得たら

中盤以降その一団に気兼ねなく思い切り打てるメリットあり。その機微を伝えたい。

三子局中盤:【黒番】白△に次の一手は?

   至る手順・全ての黒は堅く強い石だから・・・

互先なら深く消し&踏み込み

       私だと黒1まで消しに向かう。右上・右下の▲黒石がほぼ

       完璧生き、左黒A・B・Cが一間で堅いので消しの石のみに

       専念できるから。白2攻めならば下地流の『消しに相手が

       受けぬ時は踏み込め』がこの場面では最適。黒3、5です。

       ※逃げて安全になってからではつまらない。入ることで

       相手にも弱みが生じる。それがシノギ安に繋がります。

実戦:消し遅くなった展開

       黒1は頑丈石からの弱気手。黒5は働き無き受けです。

馬の顔もなかなか

       K氏大好きな『馬の顔』もなかなかでした。白2は無視し

       黒3と打つ。白4なら大人しく黒5保険還付金です。

一子に惑わされない得な受けを

       左辺白△存在が気になり黒×と受ける方は意外に多い。

       中盤からは本手よりも効率手が大事で正解は黒1コスミ。

       △が盤上に存在しないと想定したら打てるはず。

実戦:天元消しは90点以上あり

      実戦は天元に打たれました。消し少し遅かったけど良き見当。

      6日9時10分にも申し込み感謝です。今月もよろしくお願いします。