三回目の三面某氏三子局

 苦しさの長時間は本局でした。白打ち過ぎが原因ですがその連鎖が止まらない。

 最後は捨て身のコウで振り変わりになったような顔をしたが実は手残り。

 某氏はそれを逃さずしっかり手にされて他方面でさらに利得。何故白が残ったのか。

 優勢と見て終盤にかなり緩まれたから。本当に惜敗局でした。

白打ち過ぎ手二手前の場面

  序盤・白カタにどう打ちますか。

        がっちりした出だし。強い三子の方は直ぐ動かないこと

        多いので少し緊張しました。白19カタはその催促です。

左上動き出し案は右上カケで白広い碁

       左上が気になる。動き出すチャンスで黒1が第一感でした。

       白2、4に黒5~9補強が定石のようなもの。左辺は

       荒らした形です。ただ白10封鎖が相当な一手に見えます。

       全体的に黒楽しみ薄き碁は嫌ですね。案を修正しました。

先に右上割る手が一押し

       黒1、3ツケノビが素直。白10まで右の打ち込みは自然に

       守られますが満を持して黒11動き出しを決行しましょう。

       白石を割っているので左側荒らしは白の攻めも伺えます。

       なお白10を省くと黒×二つどちらの打ち込みもきつい。

実戦・黒作戦に白触発され競り合いに

       左上黒1オシは気づかなかった。左辺固めそのまま地を

       与え損な意味あります某氏作戦は盤の左右白を割れば

       黒打ちやすいとの意図。実際その通り黒15叩きで白模様は

       萎んでいるし中央は黒が手厚い。白に疑問手ありますが

       白28は最悪でした。ここから苦しい旅を強いられます。

]       某氏はシナリオ通りの展開でご満悦だったでしょう。

穏やか路線が白の態度でした

       白1とノビる一手。左辺を固めて頂き黒に感謝すべきです。

       黒2なら白一子は動かず白3と右上を蓋します。隅大事なら

       黒4、6対応となるが白7ケイマが良き流れ。(白a含む)

       黒8打ち込みでこれからが勝負ですが実戦とあまりに大差。

今頃カケは白ウナギの寝床

       画像は既に悪いが力まず白1封鎖は考えました。ただ黒2と

       右上這いで黒は楽々。白3、5には黒4、6となるでしょう。

       見ての通り白はウナギの寝床の姿。貧相な地を作成しています。

       黒A、白Bを喰らって中の黒に攻めが無ければ悪いのは当然。

黒良過ぎて困る進行

       白コスミに隅を受ける柔な方ではない。黒1キリから黒5と

       分断・封鎖され白6だが上辺は不安残る。この後、返す刀で

       右側も破れ弱石だらけの進行。延々と苦しくどこで潰れて

       投了してもおかしくなかった。すみません。ここから画像撮る

       余裕なく覚えてません。解説はここまで。

       ◎白の内容がひど過ぎました。次の機会はプロとして良い碁を

       目指しますのでよろしくお願いします。