伊東さん遅くなり申し訳ありません。来月の日程もメンバーとの調整で
8月27日(日)と決定有難うございます。それと重い盤石運搬や会場予約
など幹事としての尽力にも改めて感謝。本局は会心勝利されたが私に忖度の
気持ち全くなく見事な打ち回しに今は感服と悔しさが残像としてあります。
前置き長くなりました。先ず画像を。
右上黒14まで懐かしき昭和定石。私は地に辛い方が好きだが
この厚みは運用次第で威力発揮します。白は左辺ワリウチして
ゆっくりした局面目指しました。対し黒16は一杯詰めも
あるけど隙は少ないので一長一短。下辺白19を占めた時に
黒20一杯ツメは絶好点。白21に黒22は右上応援も兼ね好感覚。
この時少し碁形に嫌な感じ受けました。右下からの白勢力が右上
黒14で膨らむのを削がれています。
◆大ゲイマジマリに白23ツケは令和で人気ある手法。シチョウ
関係も良さそうなので決行。黒24~28まで順当な応手です。
黒aより下方面が良かったと伊東氏感想がありました。
黒1でしょうか、それとも頑張る黒bカカリか。白2なら
同じく黒3ですね。ただ白2でなく白イと一杯に詰めるかも。
この辺りはどれも一局だと思います。
確かに黒1と打つなら前の黒aは黒Aにありたい
気持ちわかる。それにしても黒3ツメは好点。次に
黒イや×を含んでいます。伊東さん布石うまい。
中の白ハネに黒5カカエなら普通でした。白6に黒7と
受けて確定地得て満足します。ただし白8と飛ばれ前の
▲方面の黒地はあまり期待出来ない。でも先手で黒9
打ち込みに回りバランスは取れています。
実戦は初めての疑問手。黒1(4の右)切り。実は白の
罠でもあり少し期待しました黒3で黒4と打ちたくなる誘惑。
図は省きますがシチョウで黒潰れとなります。伊東さん気づき
黒4受け。しかし白5とされ黒一子逃げが打てません。次に
黒7、白8抜きを予想し少し白良いなと思っていたら・・・
黒5アテ!これは驚きでした。指がしなっていたけどわざわざ
抜かすのは普通損。黒7と手が戻るから。局後伺うと黒11まで
囲って地が大きいと判断されたようです。
◆伊東さん変調だな感じと右下白12に回りました。ここは大きな
箇所です(別法あり)すると黒13ツケ!勝因になった手。
白が一番油断している瞬間なのでタイミングも抜群。
ポン抜いたので厚いと意識したけども左辺二間強化も
兼ねて白1と止め厚く打つのが良有力でした。仮に白5まで
なると断点はあるが手厚い。おまけとして具体的に説明は
しませんが白イ、黒ロ利きを見て白aのヨセ(高級)も
残るようです。
黒Aツケに実戦白1で別に平気との油断ありました。
黒2だから白3、5ハネノビ。黒6が省けないので
中を白7と補強。△抜いて強いし左辺は丈夫と・・・
しかし伊東さんをあまくみてはいけない。実戦は
黒2、4が好手。当然の筋ですが意表突かれました。
その動揺と反発心で「えい。」と白7、9分断したが
これが敗着。黒10サガリが最高手。実利も得で白の眼や
×断点を含んでいます。白11に黒12、14とされて事態の
深刻さに気付くとは鈍く遅い。辺も中の白も弱体石です。
分断した黒一団は黒14と涼しい顔。白ひど過ぎました。
後の祭りですが白の最善を示します。白1ツケでした。
黒2ヒキに白3と中を涼やかに打つ。これならさほど
きつい攻めは見当たらない。冷静さが大事でした。
◎総譜ではありませんが棋譜を。形勢は大きく黒に傾き
ここから白にチャンスは来なかったです。でもいろいろ
紛らわしく打った私の手を封じ勝ち切った伊東さんお見事。
終盤画像はおまけ。お疲れ様でした。二連勝目指して下さい。