隅のしぶとさ検討室(おまけ)

     白にビシッと攻められた時、「駄目だこりゃ。」と諦めたこと

     ありませんか。しかし本当はまだしぶといこともある。

     過剰な上手意識せず冷静さが大切。

     前の指導碁のおまけを。左上隅を検証したので紹介します。

継続した場合隅の活路は?

    白1から7まで実戦。諦めたので▲は取られました。本当はどうだったか。

    先ず黒2、白3は好手でした。継続して打てば活路あったのです。

三々受け好手・しぶとい黒

      先ず三々受けから考えたい。白2這いなら黒3と受け斜め斜めの形。

     白4攻めには黒5が成立します。×断点あるので白イは黒ロで無理。

     最高の生きで大成功。白2で飛び込みを検討してみましょう。

コウ筋あるが白も大変

     白2トビ込みには必ず黒3、5と反撃して下さい。白6が最善だが

     黒7アテで攻める。白8コウよりなく黒aで取り番。このコウは

     白負けると20目以上の損で大変。黒が恐れることはない。

初手2の二だと無条件生き

     コウでなく無条件生きないか探索したら発見。黒1(2の二)です。

     白2~6と攻めて来たら黒7、9と攻め返すのが好手段。白12なら

     連絡出来るが黒13ホウリコミが良い手。続いて白イ、黒ロ、白ハ、

     黒二まで。隅の黒は死活基本の『直四の生き』

     ※他の変化もありますが黒に都合良く出来ています。しぶといのです。

      もう少し打って見ようで生き筋が見えてくることあり、参考に。