3月最終日10時10分開始の強豪Y氏定先指導碁。本局も地の囲い合いなき
戦いに明け暮れた熱戦になりました。時間切れは残念。先ず終局画像を。
休憩。散歩お花見に向かいます。じっくり観賞しながら黒の良い手を探したい。
満開過ぎたけど花筏が奇麗でした。時間がゆっくりと流れ心地良かった。
左下白18(4の斜め上)ハネに昔は黒22サシコミから厚み築き
満足したものですが令和碁界は黒19の二段バネ実戦が増えました。
外にはみ出されても地に辛く打てるとの考え。続いて黒23、25
カミ取りの気持ちはわかるけど白26オシに黒27トビは驚きです。
白28に黒29、31と下這うのでは辛く見えるが黒33!この手は
「厚みとは認めない。」との声。ただいざとなれば隅に生きが
あるので相手せず白36、38。すると黒39。Y氏の手は派手さ
よりも後からじわじわ効かせようとする手が多く持ち味です。
◆さて冒頭画像場面。私が黒ならどこに打つか決まりました。
黒1ボウシです。下の根拠を奪っているので攻めたい感じ。
白対応か多過ぎて先はヨメないけど動きに応じ進めて行く。
右辺黒1ツメも魅力あります。高い打ち込み含み白へ
補強するかどうするか伺う。地にも辛いですね。
◆第一希望、ボウシした場合どうなるかを検討します。
白2と右のトベ黒3が自然。白4には黒5と割ります。
攻め利得どの程度かわかりませんがやれると思います。
左の白2なら黒3と応じ×断点が現実的になる感じ。
白4ツケには黒5とゆっくり攻めていきます。もし
打ちにくい白イ、黒ロ交換を打ってくれたら嬉しい。
理由は白繋がっても左辺打ち込まれるとまだ狙える
可能性あるから。実戦黒は左上カカったので・・・
白1とくすぐりました。左は受けにくいので黒2は当然。
しかし白3ツケが追及手。ハネ出すのはうまくいかないと
黒4ツケですが白3に石が来たので白5が成立します。
◆流れ得たぞと感じました。
黒1対応には白2、4がある。以下黒13のときいったん
白14~18で黒の形を悪くし一応は好調な流れ。ここで黒は
右下四子取ること出来ますが・・・
黒1と取ると白2と出る予定でした。黒3なら白4と
分断。黒3で延命措置あるが打つ気がしないでしょう。
数手進行し戦いは右へ移りました。黒1~白6まで
実戦ですが白4が悪手。単に白6ツギが正しかった。
もし黒7と打たれたら後悔していたこと間違いなし。
隅の黒を取れたら良いけどしぶとい。白イかロだが
白1オキの筋が見えるけど黒2、4で困る。白aは
黒bで眼あり眼無しで白負け。
白1ツケよりなく黒2に白3の筋でコウを目指す。黒4に
白5、黒6で白aなら黒bで黒取り番のコウです。今は
白にコウ立て皆無なので白a保留するけど負担は白が重い
コウだったと思います。
◎まだ解説したきところあるが今回はここまで。次回は
どのような内容になるかわからないが楽しみにしています。
お疲れ様でした。